ジュディ犬気分屋ブロぐースタイル

ミックス犬ジュディよりも・・・その飼い主が日々経験したり感じた事柄を書いていく幅広めのブログです。

またひとつ大阪が誇る名所が消えてゆきます。(阪急ビル1Fコンコース)

2005-09-13 22:03:31 | 建物
今日のニュース報道で知ったのですが、大阪梅田にある阪急百貨店1Fのコンコースが本日をもって閉鎖され、新ビル建設の為に取り壊される事になりました。
阪急百貨店自体が2011年グランドオープンを目指して今年6月頃からリニューアル工事に入っている事は知っていたのですが、コンコースの閉鎖と完全解体については恥ずかしながら全く知りませんでした。
工事に伴い、コンコースにも何らかの影響は出るだろうと思い、この週末に写真を撮りに行く予定を立てていたのですが、今日で閉鎖とは・・・。
従って、私自身の力だけではこの素晴しいコンコースの姿を視覚的に伝える事は出来なくなってしまいました。
現在は大きな通路となっていますが、昭和の初期、このコンコースは百貨店に隣接していた阪急電車のプラットホームの為に作られた『阪急電車の顔』としての存在でした。
我々が考えるターミナル駅のイメージを大きく超えた素晴しい建築物です。
コンコース入り口に当たる部分は、緩やかなかまぼこ状のカーブをした天井をしており、壁面上部には簡素ですが美しい装飾が施されております。そして大きく立派なシャンデリアが確か2基取り付けられていました。
また、正面の壁上部には、モザイクで、生き物の絵が描かれていたかと思います。
メイン部分はヨーロッパのゴシック様式の教会内部に見られる、天井のきわめて高い、アーチ状の梁で形成された美しいデザインで、ステンドグラスが取り付けられています。
そこから続く大きな通路の両側はアールデコ様式の植物を模した飾りで装飾されています。
天井が高く横幅も広いので、いつも何となく暗く感じるのですが、それが教会の持つ荘厳な雰囲気に近い雰囲気を何処かしら漂わせていたのだと思います。

今回のコンコースもそうですが、1990年前後以降、大阪からは、たくさんの近代洋風建築の建物が姿を消していきました。
コンコース以前で大きなものとしては、大阪心斎橋にあった『そごう』の建物です。お隣の『大丸』と共に大阪を代表する素晴しいアールデコ様式の建物でした。
内部の装飾も細部にわたって非常に手が込んでおり堂々としていました。

その『そごう』が先週9/7日か8日にリニューアルオープンしたようですが、以前の面影は全く無いお店のつくりとなっているようです。

数年前から大阪府は大阪を映画撮影の誘致場所として、国内のみならず海外にもPRしようとしています。
そのような観点からしても、大阪を表す一風景として、これら古い建築物は残す方向へ進むべきではないでしょうか?
なによりこれらの建物は第二次大戦の空襲から生き残った貴重な「歴史の生き証人」のはずです。
現代の建物としては不便な事も分かりますが、取り壊すのではなく、その建物に似合うテナントを探す方向で動くほうがずっと良いと思います。
実際、大阪の金融の中心である北浜から、ビジネス街である淀屋橋、本町にかけては、古い建物を利用した、ショップや、レストランが生まれ人気を博しているではありませんか。

今回のコンコース、ハリウッド映画「ブラックレイン」にも登場した映画にもゆかりのある場所です。
今なら充分間に合うはずです。大阪のハリウッド、USJにこのコンコースを移築する事は出来ないのでしょうか?
移築出来る場所はありますし、元々壊す予定のものですから阪急電鉄も材料費は無料にしてくれるでしょう。実際に必要なのは解体移築費だけでしょう。
USJにしても、従来の施設のような「レプリカ」ではなく、実際に使われた「本物」が来るのですから、施設としての目玉には充分なり得る物だと思うのですが。
何とか実現出来ないものでしょうか?

もしくは、阪急電鉄さんに頑張って頂いて、宝塚の大劇場横にある『ガーデンフィールズ』内に移築し、結婚式用のチャペルとして使用すれば、本当の『ガーデンウェディング』になりますし、
園内の中華レストランや、イタリアレストランに協力してもらえば披露宴も提供出来る、その場所での完結型の結婚式も提案出来るようになり、会社としての利益に繋がると思うのですが。
電鉄さんにもそのような『生かす』方向性でぜひとも考えて頂きたいと思います。

最後に、私の力ではこのコンコースの姿を視覚的にお見せ出来ませんでしたので、以下に挙げるブログを紹介させていただきます。
この方は、梅田を中心とした様々な情報をブログで発信しておられ、今回のコンコースについても、多くの写真や情報を載せておられます。
ぜひ一度ご覧になって見てください。そして、出来ましたらそのブログ宛に感想などをお送り頂ければ幸いです。

ブログ名は 『ゴリモンな日々』です。
URLは http://gorimon.com/blog/sb.cgi?cid=11-%ba%e5%b5%de%c9%b4%b2%df%c5%b9 です。

ういろ!ないろ?(名古屋のお土産)

2005-09-13 09:28:13 | 買い物 お土産
皆さん、<ういろ>はご存知かと思います。名古屋の有名なお土産品で、最近ではサイズの大小、のみならず様々な味のものが作られています。
では<ないろ>はいかがでしょうか?
私自身、名前だけは聞いた事があったのですが、どんなものかは知りませんでした。
先日、たまたま名古屋に行く機会があったので、一緒に行った方や添乗されたガイドさんにも<ないろ>のことを訊いて見たのですが、誰も知りませんでした。
「自分の記憶違いで、実は<ないろ>は存在しないのでは?」と不安になりました。

京都の有名なお土産品に『生八橋(なまやつはし)』があります。商品自体はほとんど変わらないのですが、製造するメーカーさんによって、「おたべ」や「聖(ひじり)」や「夕子」といった名前がつけられています。

「もしかすると、この<ないろ>もメーカーさんが『ういろ』につけた別の呼び名なのか」とも思い、途中立ち寄ったサービスエリアなどのお土産物コーナーを見てみましたが、やはり、<ないろ>は見つかりませんでした。

「やはり自分の記憶違いで、実は<ないろ>は存在しないのだ」そういう気持ちに傾きかけたその時、それは、思いがけない所で、そして思いがけない形で私の前に現れました。

愛知万博(愛、地球博)会場は名古屋市郊外の丘陵地帯を利用して作られた広い会場です。たまたま7/9にお昼過ぎまでの短時間ではありますが、見学する機会があったので行って参りました。
開場前には到着していたのですが、入場までには1時間以上掛かりました。
その為、先にお土産を買っておこうと、お土産物売り場に行きました。
売り場には、博覧会キャラクターのモリゾー、キッコログッズやマンモス君、そしてなぜかモンチッチのグッズまでが様々な商品として売られていました。
(会場、そしてお土産物については少し前の記事で書きました。)
お土産の定番は食べ物ということで、食べ物のコーナーを色々見ていました。

その時です!

自分の記憶が間違っていなかったことをはっきりと証明してくれる商品がそこにありました。

『ういろないろパイ』(添付写真を見てください。) <ないろ>がありました。

箱の裏には「パイの原料に「ういろ種(米粉)、こし餡、名古屋コーチンの卵」を加えた生地を焼き上げた上品な味わいの大須ういろだけの専売品です」と書かれてありました。
ちなみに、このパイ、形と味は、かの有名な『うなぎパイ』に良く似ていました。

大須ういろさんは大手のういろメーカーさんです。そこで大須ういろのサイトを見てみました。

大須ういろのサイト http://www.osu-uiro.co.jp/

それによりますと、

「ういろ」に当社独自の製法でこしあんをプラスしたのが自慢の「ないろ」。

とのことでした。

皆さん、名古屋にお越しの際は、<ういろ>とともに<ないろ>を
そして万博会場では<ういろないろパイ>を試してみてはいかがでしょうか?