9年・・・18冊の日記

今日チーム最長のりあがチームを卒業して行きました
約9年間ＫＪＲで走り続けたりあ
小学1年生から中学3年生まで～

1年生初めてのレース、スタートラインで泣いていたりあ
緊張かな～と思っていたら「スタートのピストルの音が怖い」だった
耳をふさぎ、スタートした陸上人生の始まりでした
その年のＳＢちびっこマラソン、初出場でいきなりの優勝～
多くの想い出があります
5年6年で挑んだ全国クロカン、夢が叶わず流した涙・・・
中学生になり順調にはいきませんでした
2年の途中から喘息が酷くなり、まともに走れない日々を過ごしていた
今度は腰の病気と相次ぐ試練でもありました
私も正直可哀想になり、辞める事も伝えた事もありました
しかし、りあはその試練と真正面から向きあい今日まで続けて来ました
きっと辛い事の方が多かった陸上人生だったと思います

昨日りあが最後の日記と題して渡してきました
そこには今までの想いと、仲間や親御さんへの感謝の言葉で溢れていました
それを読みながら私も走馬灯のように、思い出がよみがえって来ました
笑顔も涙も沢山ありました
辛く苦しい経験が彼女を成長させていました
何があっても最後までやり通す強さ、意志の強さが感謝する心を育んだのかも知れません
陸上としての結果よりも、人としての成長が今は嬉しく感じています
小さく大人しい子でした、いつもほくそ笑む笑顔、でも今は明るく笑う姿に変わっていました
自分を表現する事も苦手でしたが、しっかりと伝えられるりあになっていました
18冊目の日記、きっと彼女には一生の宝物になり、未来の道しるべになると思います

今日最後の練習でした
メンバー全員とスペシャル練習にしました
最後はみんなで遊び楽しく過ごせたと思います
特に言葉も掛けず、あいさつもさせませんでした
きっとりあの事だから涙が溢れると思いました
今まできっと人知れず涙を流していたと思います
だから最後は笑顔で送り出してあげたかった～
最後は笑顔で卒業しました～

りあ～ありがとう～
どんな試練にも立ち向かい逃げなかったりあ
コーチには最高のアスリートでした