タイで子連れ狼

何の因果か運命か、異国の地にて親父単独で二人の子を育てることに。

さあ大変の、てんやわんや育児&生活日記

さらば少年の日よ…

2016-04-21 08:39:40 | 育児
約一か月間の日本滞在を終え、子供たちはタイ国へ戻ってきました。

しかしタイの真夏は暑いっすね…(;´Д`)
日中40℃超えてますからね、

花咲乱れ、春風心地よい日本から、
熱風が吹きすさぶ煙害地獄へと舞い戻りです。
三日間は頭クラクラ、偏頭痛との戦いでした。

今回の渡航目的といえば、もちろん子供たちの小学校体験入学には違いないのですが、受け入れ先の姉のスケジュールと合わず、日程の殆どは春休み期間とダブってしまいました。

その間、学校に併設する学童さんには毎日お世話になったものの、新学年での授業となれば正味五日だけの参加。
始業二日目の入学式では6年生メンバーの一人として舞台に立ち、新一年生への祝辞を述べる大役まで仰せつかりました。|;゜ロ゜|

さすがに校歌を覚えるまでには至らず、「口パクだよ!」
「パクパク頑張ったんだよ~」と脱力含みの報告(やっぱりかよ)

息子としては来年の中学校受験を臨むにつけ、タイ学校でのサマースクールは欠席したくない気持ちも強かったのですが、6年間でたびたびお世話になった日本の小学校のお友達や先生方へのお礼とお別れの言葉を是非自分の口から伝えたいと、その気持ちが勝る形で今回の無理矢理な段取りとなった訳です。

息子の6年生担任教諭は男性でしたが、先生の学級通信を読むに、教育に対する強い情熱を感じますね。
その回は「ちくちく言葉を無くそう」という内容でして、ともすれば妹に対して厳しい言葉を投げかけがちな息子にとっては、耳に痛い戒めの言葉として記憶に残ることでしょう。

4年生の時には松岡修造さんのテニス塾をテレビで見て「自分に負けちゃだめだ!」という叱咤激励に電撃ショックを受け、それ以来は座右の銘のように心に刻み込み、事あるごとに多様してた彼です。

今回も自分を律する言葉に出会い、日本の良い習慣や心意気には肌で触れて、フニャフニャしたタイ生活から一皮むけた雄姿を見せてくれました。

オヤジがショボい費用対効果を心配するまでもなかったなと
胸を撫で下ろしたりですね r(^ω^*))ウへへへ

出国の前日には、担任の先生から記念にとクラスの集合写真をいただきました。
小さな田舎の分校みたいな学校ですから、ひとクラス16人だけの六年生。
その17番目の仲間として息子を受け入れてくれた皆さん。

一年生から机を並べたクラスメートたちは笑顔でピースサイン。
でも、中央に座る息子だけは赤い目を腫らした泣き顔です(T_T)

心があったんだねえ…、日本の故郷といえばここだもんね。


この写真を見てると、思わず知らず、大昔の子供の頃に鑑賞したアニメ映画
「銀河鉄道999」の一節が思い浮かびます。

今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る
今、万感の思いを込めて汽車がゆく

さらばショータローくん、さらばタカマサくん、さらばフーカちゃん、
さらば少年の日よ…


さあいくんだ、その顔を上げて
新しい風に心を洗おう
古い夢は置いてゆくがいい
ふたたび始まるドラマのために

そうさ君は気づいてしまった
やすらぎよりも素晴らしいものに
地平線に消える瞳には
いつしかまぶしい 男の光


一年生の冬から親父が別居してね、四年生の冬からは入れ替わりで母親が出て行っちまったね。

息子の少年時代なんてのは、オヤジから見ても恵まれたもんじゃなかったけど
まあ死に別れたわけでもなし、貧困でワルに走ったわけでもなし、
学校へも普通に行けたわけで

これを踏み台にしてね、自分の人生を造っていってほしい。
幸せのまま、ぼ~~っと育った人には備わらない勘所があるだろう
それを生かしてね、荒波を乗り越えて欲しい。
ただ、それだけを願っているのよ。

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