地理人レポート

展示や新グッズ作りに向けたコラボレポートと、空想地図&地図グッズ紹介をお届けします。

干支を空想地図にしてみたら?

2020年07月30日 | グッズトーク
お久しぶりです。
さて、梅雨も開けない7月末…ですね〜。

久しぶりの新作グッズのお話です。2月にマニアフェスタで密かに売り始めたんですが、
それから色々(コロナとか展示とか)あり、時ばかりが経ってしまいました・・・ネットショップでもご用意致します。

それは…

夏のいま、最も遠い季節である冬の…
年賀状

年末になると慌てて「ひぇー年賀所作らねば…」とせっせこ作っていたものです。近年は「今年はやめよう」と思いつつ、年賀状が届いてしまう圧に負けて結局作ったりしています。

毎年ではないんですが、多くの年で作られていたのが…空想地図年賀状。これを10年分、セットにしてみました。

さて、このポストカードセット、1つ欠点があります。
紙がつや消しで、書きにくい…!
(ポ、ポストカードなのに…)

いやはや、見た目の美しさを取ってしまいました。
油性ボールペンであれば書けますので、実際にポストカードとしてお使いになる方はご注意下さい…。

さて、どんな年賀状だったんでしょう。

2007…亥「いのし市」
上が市の広報、右下が新聞の地方版ですが、書いてあるのは「井野町、野志町が合併して、いのし市になる」ということ。このころ、平成の大合併が全国で進行しておりました。市広報に書かれた地図を見ると、市の形がイノシシの形をしています。井野町と野志町の形を足すとこんなに都合よくイノシシの形をした市ができるなんて、どんな偶然でしょう。(偶然じゃないですよねどう考えても)

さて、前足に挟まれるところに小さな町が。根墨町。小さなネズミの形をしているんですがこれもどんな偶然…(以下略)。来年は子年なので主役でありたいが、このまま
新聞では「食われる危機感」と書かれています。吸収合併される危機感が書かれています。その他、市広報に書かれた男性人口、女性人口、その他の欄があったり、きょうの天気の降水確率が-20%だったり110%だったりと色々常識の枠を越えた試みをしてみたんですが、どんだけ暇だったんだこの作者は…。(当時、大学3年生)

2008…子「舞洲港と根墨島」

暇人の年賀状はまだまだ続きます。ネズミです。
舞洲(まうす)港付近のバス路線図の上に、そこから行ける根墨島のパンフレットを持つ手が見えます。舞洲〜根墨までのフェリーのチケットの他、右上には偶然にも2008の形に見えるバス路線の上に、マウスが2個、その背後にはリアルマウスも。ちょっと気になるのは左上のバス路線密集地帯です。
あれ、こんなネズミをどこかで見たような…いや気のせいだ…気のせいですね…。

2011…卯「宇佐木島」
さて、2年ほど空いて2011年。この間は地図じゃないヘボ年賀状だったので割愛しました。見た目にもわかりやすくウサギです。ところで、人参はどこだ?って何のことやら?
2011年、完全な私事ですが、この年に会社を辞めております(2009年新卒入社、2011年退社)。そういうわけでウサギにとって食糧、人参…つまり私がこれからどうやって食っていくんじゃい、というこの後のアドベンチャー人生の始まりを入れてしまった訳です。そんな、グッズにすると思ってない完全な私信だったのでね…(逃げ腰)

2012…辰「龍町と辰町」

さて、人参探しをしてたウサギ(じゃねぇよ私だよ)がどうなったのか、の報告は年賀状ではなされてないんですが、もうこの頃には各種SNSが普及してきており、大体それでお知らせできていたのです。退職後の人生が実際どうだったか知りたい方は、過去のインタビューをご覧くださいませ。

さて、この町、の字との字が見えます。こんな偶然あるんですかね〜(偶然ではないです)。さて、これに気づかない人が多かったのでそれ以上の仕掛けを言うタイミングを失ったんですが、実はもう1匹、龍が隠れてまして…。左上から右下にかけて流れる川の、特に下流(右下)のほうを見ると、その少し外側に細い灰色の線が見えます。真ん中あたりまでは川に沿っていますが、真ん中あたりから右上の方、阿治町(1)、板吹町(2)、龍頭公園、龍町中、の方向に伸びているのが龍の形でして、以前、川の流路はこちらだった…龍の形をなすように大きな川が流れており、その流路の跡に公営住宅や中学校、公園ができた、という仕立てだったんですが、この話は誰にもすることなく、いま初めてしたようなものです…。

2013…巳「辺比市中心部」
さて、龍と辰がわかりにくいという声があったので、超絶わかりやすくしました。蛇です。左上は巳年の巳の形…に作られた水路で、こんな謎の形の濠の中に城址があります。なんでこんな形になったんだ…。そして、中央には不自然にくねくねと曲がる川があり…右上で突然川の流れが細くなり、蛇の頭っぽい形をしている気もしますが、ここも何故すぐ細くなるのかは謎です。

多くの人が気づかなかったのが、その下「へび」でした。ちなみに「」のほうが標高が低く、「」のあたりは高台になっていて、ここは山をならして平らにしたところに公営住宅が建てられた地域でしょう。


おっと、案外長くなってしまったので今日はここまで…。
残り5品は、明日解説致します。

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