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も う ん た い ん 。

かつてはRCレースの楽しさを発信するブログでした。次は何についてのブログが良いか、ご意見募集中です。

DT-02【サンドバイパー】記録簿 第16回

2006-10-21 15:13:15 | RC記録簿(DT-02編)


-前回走行を終えてのインプレッション-
<第 9 回> 2006_0903 

 ここ最近練習意欲がモリモリと沸いてきて仕方のない私、平日は週間天気予報を毎日チェックし、週末を指折り数えて待つ毎日です。そんなわけで先週に引き続いてのサーキット入りを果たしてきました。この日は二台体制で臨みましたので、DT-02の走行パック数は6パック止まり。しかし累計では70パックを超えてきていますので、そろそろ今まで経験のなかったようなトラブルも…あるいは起こってくるのではないかという不安はあります。現地での補修が不可能な箇所が壊れてしまうのは本当に興醒めなんですが、二台あればそんな時でももう片方で走れます。そう言った保険のような意味でも、複数のマシンを持ち込むのは安心出来ますよ。

 DF-03編でも触れていますが、この日はとても過ごしやすい一日となりました。路面グリップ向上の恩恵はバイパーも十分に受けていたはずなのに、なぜか最後までそれを大きく感じることは出来ずじまい。この前が良過ぎたと言ってしまえばそれまでですが、結局どうにも腑に落ちないまま、サーキットを後にすることとなってしまいました。


 前回体験した大化けもあって、この所の私が興味を持っているのは専らタイヤです。ただでさえ他社コンペカーに比しての見劣りが否めないDT-02ですから、せめてタイヤくらいは惜しみない投資をして然るべき…と感じています。何よりグリップしないタイヤでクルクルと回ってしまう状態のマシンは、単純に走らせても楽しくないものです。


   タイヤ道を極めるに当たり、まず私がしなければならないのは古タイヤとの決別。極度の貧乏性の為、とっくにハゲてインナーもヘコヘコになったタイヤですら捨てることが出来ません…。これまでの『○○試したけどダメでした』的な発言にしても、そこには賞味期限の切れたうんこタイヤでの話が多分に含まれていたわけで…こんな状態ではいつまで経っても正確なタイヤ勘というものは養えません。そこで今回は大事に持っているこれらをもう一度だ
け試し、ダメなものは全て廃棄してしまうことにしました。写真は新旧のハイデンシティCを並べて撮影したものです。これまで使っていた左の初代はかなりピンがちびています(トップの写真の方がわかりやすいかも)。この程度の山ならまだグリップを保てるタイヤも存在するんですが、ハイデンシティの場合はアウト。両者を試してみたところ、古タイヤはかなり食いついていないことがハッキリ感じ取れました。ターマックならともかく、ダート用としての寿命は既に尽きてしまっている様子です…廃棄決定。さらに検証を進めた結果、坊主頭なHole Shot(M3とM2)も感触が悪かった為、これらもまとめて捨ててしまうことにしました。

 しかし…これだけ一気に処分を決めてしまうと、ホイールからタイヤを剥がす作業が大変なんです。私ははがし液とデザインナイフを併用してひっぺがしてますが、いつも血管がちぎれそうになるくらいの馬鹿力を使うハメになります…。ホイールにタイヤ片を残したくない為、なるべくはがし液のみで剥離するようにしているのがその理由。この作業はダンパー、ボールデフと並び、面倒なメンテナンスの三強とでも言ったところでしょうか。


 手持ちのタイヤのうち、この日の路面に対するマッチングが良かったのは新品ハイデンシティCとインサイドジョブ M3でした。インサイドジョブには先週同様の鬼食いを期待していたのですが、当初の感触はあの時からは程遠いもの。いつもの通り、リアのバタつきを押さえ込むのに必死の苦しい操縦です。そこそこで見切りをつけてハイデンシティにスイッチするものの、こちらもインサイドと比べ決定的なアドバンテージはなし。絶対的な路面グリップは上がっている為、夏場程の緊張感ある不安定さではありませんが…コースから何かしらのプレッシャーを受けつつ走っているようなイメージが拭えません。見てくれは先週から何も変わりがないので、どうにも騙されているような不思議な気持ちになりました。夕暮れ頃にはさらにグリップが上がった感触があったものの、フィーリング的にはまだまだ食って欲しいと思わされる程度のものに留まりました。


 あまり良いイメージを掴めないままに終わってしまった今回のサーキット。ただ年がら年中走らせていると、こういったどのタイヤでもイマイチな感触しか得られないような日は応々にしてあるようです。ある程度のグリップがないと安定した周回が重ねられない私ですが、結局は路面状況に合わせ、人間の方も柔軟に対応して行く必要がありますね。コンディションの変化を正確に捉え、その都度操縦感覚をチェンジして行かなければならないように思います。熟練の方々はそういった所もキッチリ抑えているからこそ、いつ見ても理想的なラインにマシンを載せていくことが出来るのでしょうね。





 なかなか思う通りには走ってくれないDT-02ですが、最近は色々なことが確実に身についてきていると感じています。挙動のナーバスな二駆で鍛えた操縦感覚は、豪快に走れる四駆を操る際にも大きく生かされているように思います。四駆はラフな操縦も許容する安定感が大きなウリのひとつですが、一方でそのマージンに頼ってしまい、本当に早く走らせる為の繊細な感覚を養いにくいというデメリットがあります。基本的なスキルを身につけるための教材車としては、DT-02はとても優秀なマシンではないでしょうか。


D T - 0 2
【この日までの走行データ】
■総走行パック … 076 +06
■重量 … 1,665g ±0

< 破 損 パ ー ツ >
Nothing!

ロゴ
重量はバッテリー(IB3600ストレートパック:415g)を含む全備重量





      


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2 コメント

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タイヤについて (X-ray)
2006-10-22 11:16:42
昨日私も地元(ヒルトップサーキット)でガッツリ走ってきました。主にデザゲのセッティングを出すためですが、タイヤを最初はホールショットで走行し、その後ハイデンシティCで変えたところ蛇行がひどく走れませんでした。リヤのグリップが走行安定性まで変えてしまうとは・・・む~奥が深いです。

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ども。 (もうん。)
2006-10-26 22:17:21
最初の頃はタイヤによるクルマの動きの変化すらよくわからなかった私なんですが、最近ようやく自分の好みというものがハッキリしてきたような気がするんです。一度コダワリが出来てしまうと、そうならない時のもどかしさはたまらないですよね。



本当はもっと色んなタイヤを試したいんですが…ううぅお金がなぁ~い!!
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