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も う ん た い ん 。

かつてはRCレースの楽しさを発信するブログでした。次は何についてのブログが良いか、ご意見募集中です。

DT-02【サンドバイパー】記録簿 第17回

2006-11-14 00:32:59 | RC記録簿(DT-02編)


-前回走行を終えてのインプレッション-
<第 10 回> 2006_0924 

 9月初頭に続き、二台体制で臨んだこの日のサーキット。日中の気温は確実に下がってきており、今の時点でも二台あれば、少しの休憩を挟むだけでドンドンコースインさせることが出来ます。操縦する側にとっても至極快適な陽気で、合計の走行パック数は14に到達しました。何せ前週のレースでは一パック走り切れなかった(DF-03編参照)もので、鬱憤を晴らすべくガツガツしていたのが大きいです…。

 ここまで練習に徹することが出来たのは、二台が二台とも全くのノートラブルでいてくれたことにも起因します。前述のリタイア事件を受け、走行毎のチェックはいつもより念入りに行っていましたが…この日に限っては、そんな心配も不要なほどの快調ぶり。走りそのものもそこそこに満足の行くもので、言う事なしの楽しい一日を過ごせました。


 そんなわけで、今回はここにスラスラと書いていけるようなメカニカルに関するネタも不足気味。DT-02にダイレクトな関連性はありませんが、現在装備しているモーターについてのトピックを掘り下げてみようと思います。


 8月初旬以降、私のサンドバイパーにはヨコモのDRIFT D-1Mが搭載されています(第13回を参照)。15ターンダブル巻のローターを収めたモディファイドモーターで、その構成部品は価格や外観から、同社のS-PROシリーズとほぼ同じものが使われているのではないかと推察されます。

 このドリフトモーターに乗り換える前に使っていたのは、ミラージュの20TモディファイドにプロストックIIの15Tローターを組み込んだものでした。プロストックシリーズは非常に安価であるため、上のようにローターだけを抜き出してモディファイ缶に仕込むというやり方は広く行われているようです。そもそも比較対象として、このような継ぎはぎモーターを持ち出すことは妥当ではありませんが、私がDT-02で使ったモーターはこの二つだけですので…今回はあくまでモーター毎の毛色の違いというものについて、感じたことをお話するだけです。


 まずは操縦特性に大きな変化をもたらすコギングから。コギングはニュートラル時のエンジンブレーキとも言えるもので、ジャンプ中の姿勢にも影響を及ぼしてくるポイントです。二つのモーターにはこのコギングに大きな違いがあり、D-1Mは継ぎはぎに比べかなり強いブレーキが掛かります。コギングを変化させる要素として挙げられるのは缶マグネットの磁力ブラシスプリングのテンション…といったあたりらしいのですが、マグネットに関してはD-1Mの方がより強力である感じがします。

 載せ変えにより、私が当時取り組んでいたアンプ側ニュートラルブレーキの調整は一度リセットすることとなりました。以前のモーターではブレーキ値を50%にしても効きがイマイチでしたが、D-1M搭載下の今は15%で落ち着いています。



   お次はブラシ。継ぎはぎモーターのブラシが40パック超の走行でも1/4程しか減らなかったのに対し、今のD-1Mはおおよそ15パック前後で半分近くにまでちびてしまいます。同じ15Tのモーターなのに、ここまで減り方が違うのには少なからず驚きました。先の話ではブラシスプリングのテンションに書き及んでいますが、この変化を見る限り、スプリング圧もD-1Mに装備されているものの方が高そうです。スプリングの入れ替えは簡単に行えますので、機
会があれば前のモーターのものと付け替え、フィーリングとブラシ損耗度の変化を検証してみたいと思います。


 ローターについても、少し気付いたことを記します。これに関してはどちらもヨコモ製、安価なプロストックIIのものと、D-1Mのものを比較してのお話です。さすがに走行上の違いをうんぬん言えるほどの感性はありませんが、両者のコミュテーターを研磨する際、より綺麗に仕上がるのがD-1Mのローターなのです。ピカピカになるものがより良いローターであるとは言い切れないものの、コミュの材質に何らかの違いがある可能性は高いと思います。切削しやすいわけですから、D-1Mローターのコミュの方が少々軟らかいのかもしれませんね。


 最後に肝心の回転特性、走行を通じて感じた両者の違いを。D-1Mはドリフト用モーターと銘打たれており、味付けとしては完全にハイトルクタイプとしての調整を受けているものと思われます。私は一昔前まで、回転型、トルク型といった表現は殆どまゆつばものだろうと思っていたのですが…このモーターの中低速でのトルク感は、これまで使ったことのあるどのモーターよりも強烈です。一方で最高速が継ぎはぎモーターと大差ないことを考えても、やはりトルク重視のチューニングというのは可能らしい…というのが最近の感想です。DT-02はギア比を自由に上げることが出来ない機体ですので、このようなモーターでその欠点を少しでも補正出来るのは助かります。ただ…グリップの低い夏路面にて、私がこのモーターのモリモリ感に苦しめられていたこともまた事実。個人的には気に入っているのですが、一概に『買い』と言えるモーターではないのかも知れません。あえて性格にクセをつけてあるため、どうしてもオールマイティにはなれない…と言ったところではないしょうか。


 それでは改めて走行インプレッションの方を。ダークインパクトと同様、今回一番食いつきの良かったタイヤは降ろしたてのホールショットM3でした。やはり他タイヤとの差は歴然としており、これからの季節には手放せそうにない印象です。晩夏の頃は路面温度の下がる夕方にグリップの改善を感じていたことから、こういった環境の変化には気温が大きく関わっているのではないかと考えています。路面そのものの見た目の差異は決して大きくないだけに、温度計などを持ち込んで因果関係を探るのも面白いのではないかと思いました。

 私は所持の二台ともがタミヤ製ですので、ホイールは共用で使い回すことが可能です。これがメリットであることに
  
は間違いないんですが、今回のように一つのタイヤ以外に使えないような状況の日は結局面倒だったりします。基本的に二台を交互に走らせていますので、毎度タイヤを付け替える必要があるんですね。ホールショットくらいは二台分あってもいいかな…なんて思ってしまいました。


 締めは久々に友人TのRC10-B4についてのお話。彼は前週のレースにて、これまでがまるで嘘であったかのような快走を見せ、常連さん達の中にあってもまずまずの好成績を収めています。突如一皮向けてしまった彼のB4には私もかなりビックリさせられたんですが、その好調振りはこの日もキッチリと継続していました。私のDT-02も決して調子は悪くないのに、もはやTのB4には全くついて行くことが出来ません。もちろん転倒の頻度も私より圧倒的に低く、全くのお手上げ状態。早くから二駆に取り組んでいる友人Tに敵わないのは当然のこととも言えますが…一度こうなってしまうと、サンドバイパーで再度巻き返すのは相当難しそうです。ただこれまでの経緯上、二駆はむしろ自分との戦いである感覚が強い為、思ったほどのガックリ感はありません。マシンにイチャモンをつけられるくらいの腕前になるまで、まだまだDT-02との付き合いは続きそうな感じです。





 今回ほど何も起こらずに一日を終えられることも、そうそうはないように思います。これからはまた過ごしやすい日々が続きそうですので、気合を入れて練習に望んでいきたいですね…それではまた次回。
 

D T - 0 2
【この日までの走行データ】
■総走行パック … 083 +07
■重量 … 1,665g ±0

< 破 損 パ ー ツ >
Nothing!

ロゴ
重量はバッテリー(IB3600ストレートパック:415g)を含む全備重量





      


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そろそろ (X-ray)
2006-11-14 11:01:11
私のマシンも全く同じ構成でタミヤ車ですが、行きつけのヒルトップサーキットでの走りに限界を感じ始めています。勿論腕の問題もありますがアソシやロッシには全く歯が立ちません。何せジャンプするとシャーシがたわんでボディーポストの穴が縦に切れます。ハァ~。来年出る京商のアルティマへの期待が大きいですね。
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インチねじ恐怖症 (ふ~ぢぃ)
2006-11-19 22:59:45
毎度です、お返事遅くなりました。

ボディポストの穴…が具体的にどこなのかちょっとわからないんですが、ボディはマジックテープ止めにしてしまってはいかがですか? そうすればフロントのボディポストは取り去ることが出来ますし、リアもポスト部をニッパーでちょん切ってしまえます。

京商の新型アルティマは私も気になっています。国産の純戦闘仕様二駆ですものね…DT-02には相当な愛着があるんですが、アルティマの発売が正式に決定すれば、私も一悩みはすることになりそうです。



DT-03が割り込んできてくれないかな…。
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