過去すべての「鍼灸学」を変革し、
新たな「ハリ医学」を築く。⑫
「本来のハリ医術」は、
「皮膚の表面」にハリを刺し心と身体の健康を守る。
そして、過去すべての「鍼灸学」に基づくハリの刺し方は
全部間違いであり、本来の医療効果を十分に
発揮されないことを明確にする。
「本来のハリ」は、「経脈の流れを通じる微鍼」を言う。
その刺し方は
「原典・霊枢(九鍼十二原第一)」の冒頭に出てくる
「正しく指して”直刺”し左右するなかれ」
であり、これに尽きるのである。
この単純明快な文言を、後代のすべての「鍼灸学」は
誤読した。
これが私の新しい「ハリ医学」を築く第一歩である。
まずこの
「直刺」を、「皮膚の表面に縦に刺す」と誤読
した。
これは「わが師・丸山昌朗先生」が世界ではじめて指摘し
ほとんど無視された。
先生は正しく「左右するなかれ」と合わせて
「左右にぶれないように、素直に刺す。」
と読まれた。
これ以外に「正しい読み方はない」と断言できる。
次は「正しく指して」をどう読むか、
これは、丸山先生を含めてほとんどの人が
「指を”ツボ”に正しく当てて刺す」と読んでいる。
これも間違いである。
では、正しい読み方はどうであろう。
この間違いの指摘が
私の新しい「ハリ医学」建設の
確固とした学問建設の土台である。
(次へ続く。)
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