碧泉流

Hekisen-ryu 中国山東省青島発祥の中国茶道の流派です

茶葉・副食品市場

2015-11-21 17:42:31 | 杭州
杭州市内のお茶市場へ友人と行ってきました



ここは屋内が迷路のようになって50軒ほどのお茶屋さんと副食品のお店がずらり。
中はどこも似たような感じで、茶器も少しありましたが目を引くほどのものはなく、青島の南山市場の方がお茶も茶器も豊富です。


この区画の通り両側がお茶屋さんになっています。



当たり前なんですが、お店の看板には「西湖龍井茶」の文字が…。
青島では「嶗山緑茶」と書いてありますよね。


このお茶市場に入る少し手前に気になるお店を見つけました。



中の写真は撮れなかったので、お店のHPから商品を少し…。





センスのいい茶器や茶道具が並んでいました。
青磁や紫砂壺はウン千元です

アモイのお茶博にも出店されたそうですが、青島にも来たのかな~?


杭州の茶器は陶器市場に多いそうなので、次回はそっちに行ってみたいと思います


碧樹

忘れ物

2015-11-20 23:15:34 | 杭州
何年か前に作った茶chinaの消しゴムハンコ。

「茶chinaオリジナルを作った時にネームタグに使えるかな?」
と思って当時の事務局で彫ったものでした。
1年以上たった今頃になり杭州まで持ってきてしまったことに気がつきました…。
事務局の皆さんごめんなさーい


さてはて、ハンコは青島へ送ることにしたのですが、そんな時に碧名さん来青の一報を聞き、せっかくだから西湖龍井茶を同封しました。
日本での活動に、評茶員の勉強に、お役に立つかわかりませんが、遠くからはこんな応援しかできません。
久しぶりの青島滞在が有意義なものになりますように!


少しですが事務局の皆さんへも送らせてもらっています。
私は嶗山緑茶の方が好きですが、西湖龍井茶も飲んでみて下さ~い


碧樹



茶館体験

2015-11-04 00:32:37 | 杭州
久しぶりに杭州から茶館体験のレポートです。

青島はそろそろ「ヌワンチ」が入る季節でしょうか?
ここ杭州は朝晩は若干冷えるものの日中は20度を超える日もあり、
まだまだ秋らしさが残ります。
そんな西湖の周辺はまだまだ観光客でいっぱいの某日、
「杭州 茶館」で検索すれば必ず出てくる青藤茶館元華広場店へ初めて行ってきました。
場所は西湖のすぐそばにあり、地下鉄の利用者が多い「龍翔橋駅」から歩いて10分ほどのところにあります。一階はランボルギーニのショールームで、2階が茶館になっています。


青藤茶館は1996年創業。館内は5000平方メートルもあります。
道路に面したテラス席はカフェのようなのですが、屋内は江南の風格を体現させた趣のある造りになっています。


フロア席の他に個室もたくさん。小上がり席もありました。


ここではお茶を頼むと中国式ビュッフェが食べ放題更に食事と骨付き鳥唐揚げ、デザートが付いてきます
せっかくなので家にはないお茶をと「九曲紅梅(98元)」を注文しました。
私の場合は蓋碗で一杯目だけ杯子に注がれた状態で運ばれてきましたが、烏龍茶の方には茶壺と公道杯、緑茶の方には蓋碗のみといった感じでそれぞれ運ばれてきます。お湯は各所にあるものを勝手に自分で注ぎ足しのむことができます。



さっそくビュッフェコーナーへ
広い店内だけあって何箇所かにビュッフェコーナーがあり、皆争うように奪いあっています


まずはビュッフェから、私のチョイスはこちら

続いてお食事(この日はお友達と一緒なのでワンタンと小籠包をシェア)

そして唐揚げ


ここまでで結構お腹いっぱいなのですが、最後に〆のデザート
(アイスはビュッフェに含まれます)



娘も一緒なので3時間ほどの滞在で帰りましたが、
ここは開店と同時に入って夕方までいるという方が多いそうです。
特に多かったのがご年配の方。
何度もビュッフェに足を運んでゆっくりとお食事を楽しまれていました。
しかも毎回すごい量の料理や果物を手にして…


儲かってるのかな?と思う程お得なこのシステム。
儲かってるんでしょうね~。
食事は「めっちゃ美味しい~」ってほどではないにしても、このお得感と秤にかけたら十分納得の味
杭州に来たら是非寄っていただきたい茶館です

ちなみに、私の席のすぐそばには粘土コーナーがあってお姉さんが茶壺の作製実演をやってくれていました。




次回はこの青藤茶館の分館に行ってみようと思っています。
こちらはこの元華広場店とは違ってラグジュアリーな雰囲気なのだとか。
今からとても楽しみです


碧樹

太極茶道苑(其ノ二)

2015-08-16 15:14:27 | 杭州
約5分ほどの太極茶道を見終わった後、黒服のおじさん登場。
すると今度は別のお兄さんがやってきて再び太極茶道がスタートしました。
今度のお兄さんはさっきのお兄さんより動きにキレがあり、素人目に見てもちょっと違う。
水しぶきの飛ぶ量が違う

やっ!


さっ!


終わった後黒服のおじさんに
「まだまだ修行が足りんな。」(多分そう言ってた)
お兄さんは
「わかりました。頑張ります。」(そんな顔してた)

多分あの黒服のおじさんが師匠かな?

その後お茶を何杯か頂いて、お茶屋さんをあとにしました。



太極茶道とはなんぞやと思い、少し調べてみました。
「世界ウルルン滞在記」というTBSの番組があったのをご存知でしょうか?
8年ほど前、俳優の和田正人さんという方が短期で弟子入りして太極茶道を学んだそうです。
その時のHPからの情報を抜粋して載せたいと思います。詳しくはこちらを参照してください。

“中国には茶道の流派がいくつもあって、太極茶道もその中のひとつです。
およそ100年前。杭州でお茶屋を営んでいた鄭(てい)家が、お客さんに楽しんでお茶を飲んでもらおうと、茶道と太極拳を組み合わせたのが始まり”
とのこと。

黒服のおじさんは師匠の鄭さんだったようです。

この時は長流壷という1mほどもある長い注ぎ口から、大きな茶壺に水を移し入れるパフォーマンスを見ただけだったのですが、本当は茶を淹れるためにお湯でやるようですね。熱々のお湯を長い注ぎ口を通しながら冷まし、ちょうどいい温度で緑茶を淹れるのだそうです。


青島とは違ってここ杭州ではたくさんの茶館があり、観光客がお茶を楽しむだけでなく、地元の方も茶館に通いおしゃべりしながら日々を過ごすと聞きました。私も西湖の風景を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごすことのできる茶館をこれから探し歩きたいと思っています。
また次回のお茶情報をお楽しみに

碧樹

太極茶道苑(其ノ一)

2015-08-15 23:32:50 | 杭州
お待たせしました~。
西湖龍井茶の本場杭州から、中国茶情報をお届けします^_^


青島から懐かしいお友達が遊びに来てくれたので、一度行ってみたいと思っていた「太極茶道苑」へ一緒に行ってきました。

太極茶道苑は南宋時代の街並みを再現した河坊街というところにあります。
観光地なので平日でもいつも人がたくさん!
ワタワタして表の写真を撮り忘れたので、ここだけネットから引用させてもらいます



一階は食事ができるようになっていて、豆腐料理や、健康に良さそうなドリンクなどがいただけます。
怪しげな帽子をかぶったお兄さんに「お茶を飲みたいんだけど」と告げると二階に上がるように指示され、木製の階段をヨッコラヨッコラ上がります。

中はこんな感じで、すごい雰囲気があります。



お兄さんにメニューを見せてもらってビックリ‼︎
一番安いもので70元/人。一番高いものだと580元/人!
えっ⁉︎目を疑いました


もちろん一番安い「太極茶道香米茶/70元」を選ぶと、お兄さんがアルコールランプに火をつけて、大きめの茶壺にお湯を入れて持ってきてくれました。
さらに蓋碗にお茶を入れて持ってきて、

「はいどうぞ」

???

太極茶道はどこへ…?

なんだかわからないまま自分でお湯を入れてみる…。


中には菊茶と杏子の砂糖漬けが入ってました。
名前からすると香米茶も入っていたようです。

うまいうまい、と手をこんな感じに出してくるお兄さん。

何かおかしいと、一緒に来てたお友達のご主人が聞いてみると、
「あ~、見たいのね」とわかってくれた様子。
しばらく待つと…

出ました‼︎

はっ!


やっ!


水しぶきが飛びます
いやいや、
パフォーマンスも見られてヨカッタヨカッタ

其ノニへ続く…

碧樹