碧泉流

Hekisen-ryu 中国山東省青島発祥の中国茶道の流派です

太極茶道苑(其ノ二)

2015-08-16 15:14:27 | 杭州
約5分ほどの太極茶道を見終わった後、黒服のおじさん登場。
すると今度は別のお兄さんがやってきて再び太極茶道がスタートしました。
今度のお兄さんはさっきのお兄さんより動きにキレがあり、素人目に見てもちょっと違う。
水しぶきの飛ぶ量が違う

やっ!


さっ!


終わった後黒服のおじさんに
「まだまだ修行が足りんな。」(多分そう言ってた)
お兄さんは
「わかりました。頑張ります。」(そんな顔してた)

多分あの黒服のおじさんが師匠かな?

その後お茶を何杯か頂いて、お茶屋さんをあとにしました。



太極茶道とはなんぞやと思い、少し調べてみました。
「世界ウルルン滞在記」というTBSの番組があったのをご存知でしょうか?
8年ほど前、俳優の和田正人さんという方が短期で弟子入りして太極茶道を学んだそうです。
その時のHPからの情報を抜粋して載せたいと思います。詳しくはこちらを参照してください。

“中国には茶道の流派がいくつもあって、太極茶道もその中のひとつです。
およそ100年前。杭州でお茶屋を営んでいた鄭(てい)家が、お客さんに楽しんでお茶を飲んでもらおうと、茶道と太極拳を組み合わせたのが始まり”
とのこと。

黒服のおじさんは師匠の鄭さんだったようです。

この時は長流壷という1mほどもある長い注ぎ口から、大きな茶壺に水を移し入れるパフォーマンスを見ただけだったのですが、本当は茶を淹れるためにお湯でやるようですね。熱々のお湯を長い注ぎ口を通しながら冷まし、ちょうどいい温度で緑茶を淹れるのだそうです。


青島とは違ってここ杭州ではたくさんの茶館があり、観光客がお茶を楽しむだけでなく、地元の方も茶館に通いおしゃべりしながら日々を過ごすと聞きました。私も西湖の風景を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごすことのできる茶館をこれから探し歩きたいと思っています。
また次回のお茶情報をお楽しみに

碧樹

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