碧泉流

Hekisen-ryu 中国山東省青島発祥の中国茶道の流派です

ZOU老師の青花瓷器

2015-05-22 11:04:36 | 皆の茶器紹介


今回は、ZOU老師ご自慢の茶器です!

青花とは、青い文様の意。
花だけでなく、人物、龍、山水など
色々な絵柄があります。

白磁にコバルト顔料で染付した後、
透明釉を掛けた磁器が青花瓷器です。

色調は、黒藍色・淡藍色・青翠色・正藍色
の4種類に分けられ正藍色が最も美しいとされます。

元の時代に景徳鎮で完成し、元・明・清代に
中国の特産品として世界に渡った青花瓷器。
イスラム圏やヨーロッパでは王侯貴族のコレクションになり
日本では茶の湯の道具として取り入れられました。

英語の普通名詞「china」は「磁器」を表す単語です。
そんな世界へ渡った器たちが、
古くから世界の陶磁界をリードしてきたんですね。

老師は、

「白磁に透明感があり、青く繊細に手描きされた
中国伝統の逸品が好き!」

とのことでした。





自(信?)作です!

2015-05-18 20:43:49 | 皆の茶器紹介


以前青島に駐在されてたポーセラーツの先生に
ご指導いただいて制作した自(信?)作です。

ベースは携帯用の茶器に専用絵具をスポンジで
ポンポン軽く叩いて薄緑色を付けて一度焼き、
好みの専用転写紙を切って、好きな場所に
貼り付け二度目の焼きで完成です。

お茶のお稽古を始めると、茶器まで
自分で造りたくなりませんか?



転写紙を貼る場所にも空間の美を求めて
何時間も悩みましたが、中々納得できる
作品には仕上がらないものです。

また機会があれば陶芸なども習いたいと
思っています。


佳泉

日本でも中国茶を楽しむ方法

2015-05-17 14:16:19 | 皆の茶器紹介
碧名@神戸です。

実は本日17日 お茶会の予定だったのですが
様々な理由で急きょ延期となってしまいました。

なんて日だ!  

と一瞬思ったものの 今日はこれで良かったのです。
次回に向けてまた頑張ります

さて本題。
今日のお茶会でも使う予定だった茶器をご紹介します。
今回は日本の茶器と飾り付けで中国茶を淹れる
というのが大きなテーマでした。



テーブルクロスとテーブルランナーは着物のリメイク
ランチョンマットとティーマットは帯のリメイク

水を捨てる水盂(すいう)は日本茶道で使う湯こぼし
茶匙を置いているのは箸置きです。

茶壷と茶海(公道杯)は九谷焼の煎茶セット 
杯子は日本酒を飲むためのおちょこです。

お茶うけは茶道で使うお懐紙でお出しします。
今はカラフルなお懐紙も出ていますし
和菓子の美しさを引き立てるには真っ白なお懐紙も素敵です。



さすがは「物づくりの国 日本」
素敵な茶器がいっぱいで中国茶の楽しみがますます広がります。




蓮の花のお茶道具

2015-05-11 21:26:15 | 皆の茶器紹介


今回、ご紹介するお気に入りの茶器は、
蓮の花がモチーフのお茶道具です。

花びらのような形の青磁の蓋碗は、
蓋にも蓮の花が描かれています。
ステンレスの茶漉しも蓮の花をかたどったもの。
お香立ては紫砂の陶器製です。

蓮の花でも華やかすぎないものが好きです。

泥の中で咲く蓮の花は、綺麗な水だと
大きくならないんだそうです。
苦境の中でも大きく清らかに咲く様子が
高潔な精神を象徴している、として
昔から中国の人々に愛されてきた荷花。

そこまで高尚なことは考えないけれど、
つらいときでも笑顔!!そういうことかなぁ、
と思うと、やっぱり好きなモチーフの一つです。

今欲しいのは、墨で蓮の花が描かれた
シンプルな麻の旗袍です。着る機会が無いのに!
タオバオ見だしたらキリがなくてだめですね。

貴泉

日本のお煎茶器で

2015-05-08 22:26:42 | 皆の茶器紹介



茶器選びは、童心に返り、
小さくかわいらしい小物を吟味する楽しい時間です。

中国茶だからそれ専用の茶器を持たなければいけない
わけではありません。

今回ご紹介する私のお気に入りの茶器は
日本の煎茶器です。

白地に赤絵がかわいらしいばかりか、
飲み口の繊細なカーブの美しさにも一目ぼれでした。

急須、湯冷まし、茶器5つがセットになっておりますが
単体で使っても、セットで使っても
美しいと思うものを前にお茶を淹れる時は
丁寧な所作を意識して、いつもよりおいしいお茶が
淹れられそうな気がします。

日本の食器の中に中国茶に使えそうなものを探すのも
宝探しのようでお気に入りの時間です。


宮本泉翠