Cafe+Zakka CHABANA カフェと雑貨と暮らしの話

丘のまち美瑛でペンションとカフェを営む店主の日記&美瑛情報です!

おいしい記憶

2011年01月16日 | おいしい話

子どもの頃
母が作ってくれた料理は
今思っても
ていねいでおいしくて そして身体によいものばかり

今と違って外食やコンビニは
普通の家庭にはあまり身近なものではなかったから
出かける時には必ず早起きしてお弁当作って
水筒持ってでかけてた
母は田舎育ちだったので
なおさらそんなことは苦にもせず
おべんと持って自転車乗って
1時間かけて河原に行って食べたりしてた

しあわせでおいしい記憶


時間に追いかけられるようになって
お弁当を作ることがどんどん減っていき
世の中が妙に変わりだして
今では
『おにぎりは素手で握らずラップを使いましょう』
なんて通達がまわってくるほど
『菌』に神経質な世の中になってしまった

そんなこときくと せつないよお

でも やっぱり真面目すぎる私は
聴いてしまった以上は・・・と
おいしくないのはわかっていても
子ども用のおにぎりは掌にラップを乗せる
塩はちっともなじまない

手のひらとご飯の温度で程よく融けて
ほどよい塩加減ができあがるのに
私のこの手は 
おいしいおむすびちゃんと握れる

昔よりもずっと手を洗うし
いまどきの石鹸は殺菌効果も高いのに
それでもラップ

私の作るおむすびが
我が子の おいしくない記憶にならないように
おべんと持ってでかけよう♪

誰のため 何のために作り
そして食べるのか・・・
も一度じっくりおいしい記憶をたどっていこう
そこに答があるのだもの

日本人のおいしい記憶♪