セスタバジカ Cesta Basica

「基礎的なバスケット」という意味のポルトガル語。
ブラジルでは「日常生活を送るための必需品のセット」を指します。

せんのう

2011年03月21日 | 日記
地震・津波・原発事故・停電・・・いろいろな情報が多言語化されていく。それはいいことだけど、どうしてもいいことだと思えないことがあった。原発事故に関してはいろいろな情報が飛び交っているのに、多言語化されるのは安全安心の情報だけ。私達は情報を選べるけど、外国の方はそうではない。それでいいのだろうかとメーリングで投げかければ、山ほどの安心安全情報が私の元に届いた。それをひとつひとつ読んでいるうちに「そうなんや!原発は安全安心なんや!危険やと思っていた私が洗脳されてたんや」と思うようになった。途中何度か友人に、そんなことないよねぇと確認を取っても、安心安全の山ほどの情報に飲み込まれていき、わけがわからなくなっていた。

夜、久しぶりのビビンバクラブのライヴ 
にぎやかで楽しいけれど鋭いメッセージが心に突き刺さる。
『ライオンは寝ている』が『おっちゃんは寝ている』に変身 
「すみませんね」「誰が誰にすみません」「すみませんではすみません」ほんまやほんまや!
『ラヴミーテンダー』「なにやテンダー、ばかやろう!」ほんまばかやで!
茶楽のオーナーの言葉  
言葉より、立ち姿が訴えていた。「わかっていたけど、ひとごとだった。」
体中から絞り出された声に、誰もがうなだれた。
犠牲者が出なくても気づく知恵がほしい、行動力がほしい、とつくづく思う。

思いを同じくする人々との集いの中で、私は自分への信頼を取り戻す。
私は洗脳なんかされていない、私は洗脳なんかされていない
いくら政治家や科学者や技術者が安心安全を一生懸命証明しても、地元の市長が廃炉を訴えたじゃないか。 元通りでない復興をみんなで考えたい(れいる)

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1 コメント

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感謝 (しん平)
2011-03-22 05:22:35
ご来場いただき、そして感想を記していただき、ありがとうございました。

率直な心に沁みるレポートを読み、泣けました。

人がつながりあって存在することの意味をいつもこのブログから伝えていただいています。

ビビンバは仲間の思いに育まれて進化します。

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