セスタバジカ Cesta Basica

「基礎的なバスケット」という意味のポルトガル語。
ブラジルでは「日常生活を送るための必需品のセット」を指します。

あつい2

2010年07月24日 | 日記
ようやくにして梅雨が明けたと思ったら途端にこの暑さ。参りますね。農作業をしていると「少しぐらい曇ってくれんかな」と文句の一つも言いたくなります。(少し前まで「雨で外に出られん」とぼやいていたので勝手なものですけど。)

ようやくにして前期の授業も先が見えてきました。昨日は3回生向け学生実験の最終回。5月に植えた田んぼに入って何をしているかといえば・・・・・


1m×1m×1mの立方体の枠を被せて上から10cmずつ刈っていきます(層別刈取法)。学生には「散髪の要領で」と言いました。別に照度計を使ってイネ群落内の明るさを測定します。

採取した植物は葉と茎に分けて別々に重さを測ります。葉については右画像の機械を使って面積も求めます。(シンプルな作りですが結構高価です。私の乗っている車が余裕で買えてしまうくらい。)葉の量と日光の透過度(相対照度)から計算される吸光係数(K)によってイネ群落の「かたち」「すがた」が数値で評価できます。Kが小さければ葉がピンと立っている(光が下まで届く)し、大きければ葉が寝ている(光が下まで届かない)といった具合に。最初の苗の植え方(密度と本数)によって群落の構造にどのような違いが出るかを調べるための実験でした。

ところで、一部の班はこのような通り道を作ってしまいました。イネを踏み倒して! 畝間を通るか(まだ草丈が低いので)またげば済むことなのですが・・・・・農業の経験が乏しい人間にとっては自然な行動なのでしょう。そしてハッキリ指示を出さなかった当方に責任があるのかもしれませんが、ちょっとガッカリしました。が、日射病や熱中症で倒れる学生が一人も出なかったので良しとしておきます。

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