かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

春遠からじ

2015年02月25日 | KIMONO
職場の敷地内に大きな白木蓮の木があって、いつの頃からか蕾が枝についているのをみつけた。

雨降り模様でも、ダウンコートを着るのは野暮に思うような空気になってきた。

先日、ある小学校を訪れたとき、6年生は卒業日までのカウントダウンを開始したという話を先生方から聞いた。
入学時から考えると、小学校の6年間という月日は、子供にとって大きな成長期間であるし、見送るほうにしてみても、考え深いものがあると思う。

授業の際に、当の6年生たちに、『卒業は楽しみ?』と尋ねてみたところ、みな首を振っていた。

『えっ?楽しみじゃないの?中学校に行きたくないの?』

「行きたくない・・・」


あらあら。



息子さんが幼稚園卒園、小学校入学という春を前に、今まさに着付けの練習に励んでいるおかあさんナースの同僚がいる。

最近やっと一通り着られるようになったというので、先輩ぶって、着付けのチェック箇所を教えてあげた。

家でも練習をかかさないという。

「私が必死に練習していると、息子がね、”おかあさん、そんなにがんばんなくていいよ”なんて言うんですよ。でも、もう今は、息子のためっていうより、自分のために頑張ってる感じ(笑)」

私が子供の頃は、卒業式、入学式といったら、着物姿のお母さん達がたくさんいたけれど、今は数えるほどであるという。

子供のためでも自分のためでもいい。
春はウキウキすべき季節であってほしい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 母校にて | トップ | 子供が先生になってもいい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

KIMONO」カテゴリの最新記事