かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

歴史

2024年08月28日 | サポーターの心得
秋の肺癌学会で「登壇」することになった。
久しぶりに医学会のステージに立つ。

話す内容は得意分野であるけれど、きちんとエビデンスに基づいた話をしなければと思って、20年来集めた文献集を改めてひっくり返している。
今では自分の血や肉となっている(笑)知識の裏付けとなっている文献を確かめる作業である。

分厚いファイルをめくっていると、自分が学習してきた歴史を見ている感じ。

タバコ対策の基本についてから始まり、今ではOTC化されている薬の開発段階の論文や、禁煙治療の方法や効果についての検証、がん遺伝子への喫煙の影響、がん患者が禁煙で得られる効果、電子タバコの登場に際しての専門家たちの考察などに及ぶ。

ずいぶんと勉強したなあと我ながら感心している。
若い時はやはりエネルギーに満ちていた。




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グリーンロス再び

2024年08月27日 | 今日こんなことが
昨日は朝から、歯医者で歯をめちゃくちゃ削られているようなすごい音がしていてうるさかった。

何事かと思って窓の外を見てみると、職場の脇道のマロニエの木が、根こそぎ伐採されているのだった。

コロナ禍直前に、同じ道の街路樹である桜の木が伐採され、私はそのあと体調を崩したことが思い出されてきて、胸がキリキリと痛む一日だった。

昨日は、仕事でも心がざわつく出来事に何度も遭遇したので、さんざんな一日だなと思っていたところだった。


道の拡張工事に伴う伐採のようであるが、やさしい木陰を提供してくれていた木が無くなってしまうのは、なんとも寂しいというか、とても悲しい気持ちになる。

      


まさか敷地内の桜の木まで切られちゃうことはないだろうね・・・
もしもそんなことになったら、こんな病院で働きたくない・・・

明治神宮周辺の木が伐採される計画がもしも実行されたら、心が痛む人がたくさんいると思う。

けれど、こういうことに全く無関心でいられる人も、世の中にはいるのも事実なんである。


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グリーンロス

2024年08月25日 | 好きなもの
夏休みで2週間家を留守にしたせいで、ベランダのグリーンをだいぶダメにしてしまい、グリーンロス気味だった。

それでも、生き残ったものたちが、新しい葉を出してくれてきていて、葉が増えてくるにつれ、少しづつ気持ちが楽になった。

いったん枯れかけてからの復活なので、30個以上付いていたイチジクの実は諦めなければならなかったし、ホトトギスも今年は花が咲くには間に合わないんじゃないかと思う。



6月に植え替えをして栄養をあげたら、見事に美しくなっていたお気に入りのシマトネリコは、全ての葉が落ち、枯れた枝をかなり切り戻したので、なんともみすぼらしい姿になってしまった。

でも、頑張って生きてくれているから、一生懸命お世話をしている。

新しいグリーンが欲しくなり、室内用の観葉植物系を探しにいった。
近所の観葉植物専門店。

南方出身のスタイリッシュなカッコいい系は自分の部屋には合わない気がする。

小さなガジュマルが数多く置いてあり、根っこの形が気に入ったものがあったので、うちに迎えることにした。



Grisuがお座りしている姿にそっくりなんであーるよ。



ようこそ我が家へ!
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コウノトリ

2024年08月22日 | ドイツ生活
夏休みの絵日記もだいたい書き終わったかな・・・と思いつつ、スマホの写真を見ている。

バイクで近所を散歩中だったと思うけれど、コウノトリの巣を発見。
       

フランスのアルザス地方はマスコット人形がお土産になっているくらい、コウノトリが有名だけれど、これはLechtenauの近くで見つけた。


森にはいろいろな花が咲いていてきれいだったけれど、この小さなピンクの花はゼラニウムの一種。
花が終わったとの種の姿が、コウノトリに似ていることをEが教えてくれた。

ドイツはもうだいぶ寒くなってきていて、すっかり秋だそうである。
        


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さかなが食べたい

2024年08月21日 | ドイツ生活
肉ばかりの食生活に一種の焦りと不安を感じ始めた欧州滞在。

無性に魚が食べたくなった。

オーストリアからドイツに向かう際、プラハに立ち寄って、イタリアンレストランで食事をした。

メニューに載っている料理の数がめちゃくちゃ多くて、ずいぶんと迷ったが、海の幸と米が食べられそうなものをセレクト。


真っ黒な料理が出てきて、一瞬ぎょっとしたが、実は自分が頼んだのはイカ墨リゾットだったらしい(笑)

これではお歯黒ちゃんになってしまう!と思ったけれど、休暇前に歯医者でクリーニングを済ませておいたせいか、墨は歯に定着せず。
魚介類たっぷりのリゾットも美味しかった。

ドイツに戻ってから、Eお薦めのギリシャ(マルタ島)料理のレストランへ。

「肉がとにかく美味しいんだ!」という触れ込みで行ったのだけれど、私はEのお薦めを断ってお魚料理をセレクト。



右のお皿がEが食べたいろいろな肉のグリル。
左が、私が選んだイカとタラのグリル、野菜付き。
魚と野菜は冷凍ものと思われたけれど、満足。

スーパーでは生の魚は売られていないが、タラやサーモンなどの冷凍のものは買うことができて、小麦粉をまぶしてフライパンで焼くと美味しくいただける。

そしてなんとありがたいことに、街には魚料理専門のファーストフード店があったのであ~る。
早く教えてよねえ。
     

付け合わせとソースを選ぶことができる。
付け合わせは結局ジャガイモなんだけどね・・・

この日はヒラメにチリソース。
テイクアウトもできる。

今後、欧州で生活する時間が増えるかもしれないが、食生活の改善は必須課題ととらえている。


おまけ。
ギリシャ料理店のデザート。
        
ヨーグルトにたっぷりのクルミと蜂蜜、そしてシナモンパウダー。
ヨーグルトにシナモンは、初めての組み合わせ。
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