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かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

オーストリア国内最大の巡礼地マリアツェル

2025年08月14日 | ドイツ・オーストリア生活
オーストリアと言えば、まず思い起こすのがサウンドオブミュージックで観たアルプスの山並みだったので、義実家のある中欧地域の果てしなく広がる平野には驚いた。

日帰りが可能な範囲で、山が見られるところに行きたいとEに言ったら、マリアツェルという町へドライブすることになった。
オーストリア最大の巡礼地だそう。

義実家から片道2時間ほど。
天気があまり良くなかったので、車で。

バイクでのツーリングだったらもっと楽しかったよねえと言いながら、日光のいろは坂のようなルートを登って一山越えたところに、由緒ある古い教会のある町へ到着。



小さな町に似合わず、教会は大きくて荘厳。
素晴らしかった。
カトリック教会を見学して、初めて涙が出そうになるくらい感動したのは初めて。
神様がいるのだと感じた。

教会の周りにはお守りなどを売るお土産屋さんやホテルがたくさん。
日本のお寺や神社の参道沿いの賑わいにちょっと似ている感じがした。

ホテルのレストランで食事。
「今日のおすすめ」とされていた魚料理。
タラかな・・・
付け合わせの野菜のソテーも、よくある冷凍ものでなく、フレッシュな野菜が使われていておいしかった。

Eが選んだのは、チーズソースのペンネ、フライドオニオン付き。

それぞれ量が多いので、もちろんシェアして食べた。




由緒ある薬局で、ストレス緩和作用のある精油と、筋緊張性頭痛に効くというクリーム、そして古くからある伝統的な薬草のど飴を購入。



筑波山にあるようなゴンドラに乗ったら、平地育ちのEは「高い、高い!」と喜んでいた。

今度来日したときは、谷川岳に連れて行って、もっと驚かせてやろうと思う。

欧州のアルプスを訪ねるのは、またの機会に。


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順応は簡単ではない

2025年08月14日 | ドイツ・オーストリア生活
2週間ほどの夏季休暇を終えて帰国。

帰国直前、ドイツでも暑さが戻ってきていたけれど、向こうで着るつもりだったサマードレス類は、たたんだまま持ち帰ってきた。

日本はちょうどお盆期間中。
まだ夏は続く。

風邪は治りかかっているけれど、からだじゅうがこわばっていて、体調がいまいちなのだ・・・
昨日はマッサージサロンに行って、全身ほぐしてもらった。

欧州ではのんびりしていたつもりでも、やはり気温も湿度も食べ物も言葉も違う非日常は、それなりにストレスがかかるのだろう。
日本という環境下で半世紀以上くらしていた身だから、すぐに順応できないのはしかたない。

部屋の植物たちも、案の定、おおかた葉を落としていて、2鉢を処分した。
休暇から帰ってくるたびにグリーンたちの姿にガックリくるのは、心の健康によろしくない。
長期の留守が多くなるであろう今後は、水やりが少なくて済む室内用植物だけにしていくつもり。

職場に移動して、同僚に水やりをたのんでおいたベリーは無事。

支柱を立てて、すっきりさせた。

休暇前と休暇後

しばらく持ち帰らずに、置いておく。





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寒い夏

2025年08月06日 | ドイツ・オーストリア生活
詳しい天気予報を見ていないので、なぜだかはよく知らないが、とにかく今年の中欧地方の夏は寒い!

晴れた日中でも、20℃を下回っている。

しかも乾燥しているので、風邪をひいてしまった。

欧州に来る度に風邪をひいている。

日本では10年以上風邪らしい風邪をひいたことがないから、自分としては合点がいかない。

おそらく今回は、暑くて蒸し蒸しした気候から急に初冬のような気候にさらされたからだと思う。
特に、クルージングで、長い時間風にあたったのもよくなかったのかもしれない、というのがママの見解。

そして、これは仮定であるけれど、欧州の風邪ウィルスに免疫を持っていないのだと思う。

食べるものもちがうし、のんびりした休暇とはいっても、それなりにストレスもかかっているのだろうと思う。

オーストリア最後の滞在日のランチは、家族で近所のガストホフへ。

ガストホフとは、ホームメイドの食事を提供するペンションのような施設で、レストランは宿泊者でなくても利用できる。

私が食べたのは、カマンベールチーズのフライ。
添えてあるのはクランベリージャム。


ママが注文したのは豚肉のペッパークリームソース SchweinemedaillonsのKroketten のポテトフライ付き。

パパとEは、鹿肉ソテーのクリームソースHirschbraten、クヌーデルと アンズ添え。






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いとこおじさんの羊牧場

2025年08月03日 | ドイツ・オーストリア生活
ママの従兄弟が経営している羊牧場に出かけた。
家から車で10分ほどの距離。


牧場にはホイリゲもあり、年に2回、春と秋に食事を提供する。

今回はちょっとしたフェスティバルと称したホイリゲ営業日ということで、ママの妹夫婦も一緒に出かけた。



羊肉のソーセージとフライドポテトといった軽食と、ホームメイドケーキが提供されていた。

従兄弟おじさんの息子が、牧場のリンゴや、地元の小麦、ライ麦などを使って、オリジナルのジンを作って販売展開もしていて、蒸留の仕組みなども案内してくれた。



極めつけは、従兄弟おじさんによる羊小屋のガイドツアー。



小屋の二階には牧羊犬であるボーダーコリー4頭が羊を見守っていた。

ボーダーコリーは牧羊犬として働く遺伝子を持って生まれて、人間がそれほど訓練しなくても、自ら羊を飼い主のもとに集める仕事を見事にやってみせるのだそう。

以前はジャーマンシェパードを牧羊犬として使っていたそうだけれど、ボーダーコリーの仕事ぶりに惚れて、犬種を変えたのだとか。

小屋にいたのは100頭以上の雌と、2頭の雄。

子供は3ー4ヶ月で食用肉として出荷される。

従兄弟おじさんはかなりのナイスガイで、超クールだった。

今度は牧羊犬の働きぶりをぜひ拝見したい。

ここに来ると、色々な親戚の人たちと交流がある。
一度説明してもらったくらいでは、なかなか覚えられない。
家系図が必要だ。

自分の親の従兄弟とか、法事などで1度くらいは会ったことがあるかもしれないけれど、そのまた子供なんて関係の親戚とは全く交流がない。

Eの家族、親戚間の交流に混じることができて、すごく嬉しい。

明日はドイツへ帰る。
離れがたい。

約1ヶ月お世話になったGrisuは、すっかりここでの生活が気に入っているようであるし、義両親も別れを寂しがっている。



従兄弟おじさんの牧場の公式HP

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あんず団子

2025年08月01日 | ドイツ・オーストリア生活
オーストリアのバッハウ渓谷の地域は杏の産地でもある。

クルージングで訪ねたシュピッツの船着き場近くの店でも、杏が売られていた。


義実家の庭にも杏の木が植えられており、昨年パパが背丈より低い位の苗木を植えたものが今年は2m以上に成長。
いくつも実がなっていて、毎日フレッシュな杏を食べている。

以前は義実家のある町はバッハウよりも少し高地にあるので、杏は育たなかったというが、地球温暖化の影響のせいで、アンズやイチジクの成育領域も変化しているようである。

今日はママの妹、Tante(叔母さんという意味)の、アンズ団子昼食会に招待された。

Oma(おばあちゃん)の庭で採れたというズッキーニとニンジンのポタージュスープに続いて大きいおにぎりくらいのアンズ団子(マリレンクヌーデル)が登場。


使われていたアンズは、今までみたこともないほど大きいもの。
小さな桃くらいの大きさ。

レシピは、クリームチーズの一種であるトプフェン(20%脂肪分)1パックに、大さじ3杯のオイル、グリフィス粉大さじ6杯に、塩少々。

冷凍して保存されていたアンズをまるごと生地で包んでゆであげる。

みんなで茹でている鍋をのぞきこんでいるところ。


茹であがったら、砂糖とアーモンド粉を混ぜた衣をまぶしていただく。

大きなお団子なので、1個でお腹いっぱい!


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