たんこぶーその２－

おでこのたんこぶを取るために、原稿を書き始めるぞーと決心しながら、
ランチの帰りに花屋をのぞいた。スーパーの店先のちっちゃな花屋。

そこのスーパーでは買い物したことないが、以前その花屋に立ち寄ったとき、私におっと思わせるものを置いていたので、久しぶりに行ってみようと思ったのだ。

実は、その花屋のおばちゃんがイイ！
いまどきめずらしく、客とコミュニケーションをとるのが上手い人なのだ。
ちゃんと人の顔を見て、初対面の客でも、さりげなく、笑顔で会話をする。

花を買おうというときは、自分の気持ちにゆとりのあるときなのだが、
そのおばちゃんとの会話が相乗効果となり、
お金を払う頃には、とても暖かくて心地よい気分になっている。

最近、「家族にタバコを吸う人がいて、禁煙して欲しいけど・・・」
という相談をされることが多くなった。
確かに、人に禁煙を上手に勧めるのはとても難しい。
それが家庭内のこととなると、遠慮がないぶん喧嘩になりやすく、一層難しくなる。
世の中には、愛する人のタバコのことで心を痛めている人がたくさんいる。

私が最近、禁煙サポートで最も大切だと思うようになったのは『コミュニケーション』だ。
『コミュニケーション』の意味は深く、ただ単に『意思の疎通』ではなく、
そこには『暖かい心の通い合い』というのが含まれている。

自分のまわりに禁煙して欲しいと願う人がいたら、
まずはその人と充分、心の通い合いをすることが大切だと思う。
家族だったら、そんなこと当然できているさ、と思われる人もいるかもしれない。
しかし意外と人は孤独だったりする・・・　

花屋には、ネコヤナギの小さな鉢植えが並んでいて、
そのぽわぽわした白い芽が妙に懐かしく感じられて、一鉢買って来た。
なんとたったの１５６円！
しかもおばちゃんが１５０円にまけてくれた。