瑞原唯子のひとりごと

崖の上のポニョ

期待度が低かったせいか、それなりに楽しめました。不思議なことが解明されずに波のように次々と押し寄せてくる話ですね。映画を観ただけではほとんど謎は謎のまま。何もわからないんだけれど、それが不快なわけでなく、ぐいぐい引っ張られるように見てしまった。どうしてそうなったのかというのは重要ではないんだな。ある種の不条理映画みたいな。ツッコんだら負けかも(笑)。リサみたいに不思議なことをすべて受け入れていくと楽しめる話なんだと思った。ポニョたちはどういう存在なのか等、断片的にしか描かれてなかった裏の話を考えていくのも面白いと思うけど。

序盤の宗介はリアルに子供らしいっていうか、ポニョの扱いが何かとあぶなっかしくて怖くて仕方なかったです。瓶に入ったポニョを引っ張ったり、バケツに入れて持ち歩いたり…。特に瓶に入ったポニョを引っ張るところは「ひーっ!!」と胆を冷やしましたよ。子供だからやっちゃうだろうけど…。私も昔は虫とかいろいろやっちゃったっけなぁ…とか、嫌な記憶をよみがえらせてしまったり(汗)。

宗介の母親は気が強いし無茶苦茶だけど、嫌いじゃないな。ってか、けっこう好きだ。でも、とりあえず前を見て運転しろ(笑)。宗介がリサと呼び捨てにしている理由もわかったよ。「お母さんと呼びなさい」とそういうことを言う人ではなさそうだもんな。夫婦が互いに名前で呼び合っているのを聞いて、宗介も自然と同じように呼ぶようになっただけの話だろう。

フジモトは声が合っていないというか表現が下手というか。ちゃんとした声優さんを使った方がいい味が出たのではないかと思ってしまいました。フジモト以外はそんなに気にならなかったんですけどね。ポニョと宗介の声は良かったです。

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