a lively time

ハラハラドキドキ、ワクワクソワソワの毎日。

「高分化」新発がん

2010年03月19日 | 病状経過
午前8時にオペ室に入って午後3時前にはICUで家族と会えた。
早朝からカミさんと来てくれた末娘が家族待機室で爆睡していた間の患部摘出(笑)。3回目の開腹も、有難いことにひどい癒着もなく無事に終った。
「日頃の行いの賜物ですよ」とAK医師は笑うけど、日頃の身体的行いといえば・・・日に一回のストレッチ、週に一度のプール、毎日欠かさぬ酒・タバコ(^_^;)
癒着を防ぐ生活習慣や食生活の決め手がないとすれば、前回の開腹時に貼り付けたらしい癒着防止フィルムの効果と考えるのが妥当かな。。。ん?でも最初の手術時にはそのセプラフィルムは用いなかったのに前回もさほどの癒着がなかったというから・・・わかんないや。

退院後初外来で手術の経過と病理検査の結果を聞く。
一個だけあるがんの部位(S3)の領域切除。・・・前回はS2,S4に各一個ずつあったがんのみをえぐり取っただけだったが、この度は広域にS3領域を全て切り取った。
今回オプションの先端医療「画像ナビゲーション」によると切除部位の大きさは肝臓全体の12.6%だとか。
がんの大きさは13㎜。病理検査のリポートでは「高分化」・・・つまり、より正常な肝細胞に近いがん、ということ。ちなみに前回は「中分化」、6年前の報告書には「低分化」と書かれていた。このことから、「今回も前回も、再発・転移ではなく新発」そしてまた「低から高へと、いい状態のがんになってきてますね」とのこと。
突然発がんするB型の場合、そのスイッチが入ってしまう要因は不明でも、出来たものがだんだんイイ顔になっているんだから、喜ぶべき!なのか?・・・わかんないや。

外来検査。お腹のレントゲンもガスなどの溜まりもなく異常なし。
血液検査もGPTが49Hのほか特に異常なし。
エコーの画像から「上を向いた肝臓の切断面に胃か腸か十二指腸あたりが乗っている様子」だという。・・・でも排便は正常ですよ。「下へ行っちゃえばなんともないでしょうが、これだとちょっともたれ感があるかも」・・・どうりで!直ぐに満腹になる。「まぁ、長くは続かないとは思いますが・・・」
とりあえず、ぼくの腹の中を見知っている医師に頼るしかない。自分の腹でありながら、どうなっているのかうまく想像できない。

いずれにしても、退院後も順調。ロキソニンもこれまで3錠しか服用してない。縫合痕のゴソゴソビリビリ感と時折り感じる圧痛をやりすごしながら、毎日定時まで仕事をこなしている。
が、退院後の最も長いお散歩となった通院。ポカポカ陽気に誘われて駅から病院までの往復を歩いちまったけど、さすがにちょいとシンドかったなぁ~。腹が固まっちまったぜぃ(+_+)