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sprout plus

日々のコト、
読書記録、
家のコト…。
綴ります。

『電車のおじさん』辛酸なめ子

2021-07-06 11:21:24 | BOOKS

更年期なのか気圧のせいか寝不足だからか・・・昨日から体がだるくて重いです。

 

少し前に読了した本↓

この本は文体が好きって思えた。

 

おじさんって私は嫌いじゃないのです。自分もおばさんの域ですが😅

 

自分がおじさんってわかっている人っておもしろい人多いし、不可解な行動もおじさんだからなぁと思って許せる。

 

世間ではおじさんと言われる歳なのに、イケおじっぽい人の方が苦手かも。

 

そういう私は前述の通りおばさんなんだけど、職場で目上の人が多いところにいつもいたせいか年下気質が抜けないでいます。

 

若ぶってるつもりはないけど誰に対しても「いいですよ」とか「そうですよね」とか言ってしまう。

 

ウザイおばさん?

 


『祈りのカルテ』知念実希人

2021-07-01 21:05:37 | BOOKS

なんだかんだと数年前からの医者通い。今回の皮膚科の先生は気さくで話しやすい。これって結構重要だと思う。

 

この小説に出てくる医大生も患者さんに寄り添うところがいい。

 

病気ものって身に包まされて読むと落ち込んでしまうけど、この本は大丈夫。

 

この間の日曜日に実家にいったとき。まだ病理検査の結果が出る前。私は悪かったらどうしようと母には言わなかったけれど不安でいっぱいだった。

 

それを知らない母が『この本買ったの。読んでみる?』って言われて差し出したのが『はなちゃんみそ汁』。

 

知ってるよ、癌になったお母さんがまだ小さいはなちゃんにお味噌汁の作り方を教えるんだよね。

 

『うん、今はいいかな』そう言って断った。病の話はつらい・・・。

 

我が母もはなちゃんのお母さんと同じ病気になったけど、読めるんだな・・・。母は私と違って楽天家です。

 

知念実希人さんの小説、また図書館でリクエストしました。


『正欲』朝井リョウ

2021-06-30 19:46:16 | BOOKS

借りた図書館ではベストセラー扱いなので1週間しか借りられず大慌てで読みました。

正欲を性欲と訳すなら、異性に対してではなくてもそれを性欲とし、それもまた正しい性欲とする、みたいなことだろうか。

 

フィクションなんだろうけど、実際にありそうな、今の時代ありそうな気がしました。

 

朝井リョウさんの本はスペードの3以来。なんとなく手をつけずにいた『桐島〜』も読んでみようかな。

 

小説の中の諸橋大也くんは映像化するならやっぱり中川大志くんだな。

 

私の脳内映像化はあまりいろんな俳優さんが浮かんでこないため大志くんに偏りがちです。


『トリニティ』窪美澄

2021-06-24 10:42:14 | BOOKS

返却日が来ても読み終わってないとき、いいやと途中で返してしまうこともあるけれど、この本は再度延長して少しずつ読み進め先程読了しました。

 

450ページもある長編。

続きが読みたいのにもう寝る時間とか、ついうとうととかしていてしまった。

 

3人の女性のそれぞれの生き方。

私は鈴子さんに近い感覚かな。

 

違う人生を歩んでいる三人が、お互いの選んだ生き方を非難(専業主婦になんてなるもんじゃないわ、なんて発言はあったけど)しないところがとてもよかった。

窪美澄の作品もっと読みたい。

 

トリニティはたまたま手に取ったのだけれど、私の読書アプリの読みたい本として随分前に登録してありました(完全に忘れてた)。

 

これも縁かしらね。

 

 

 


『夜のピクニック』恩田陸

2021-06-19 21:39:32 | BOOKS

オススメの本としてよく紹介されているこちらの本を読了しました。

借りてきた本の巻末には2017年5月の時点で36刷となっているので、それから4年経っている今ではもっと増刷されているんだろうな。

 

あぁ青春って眩しい。

 

そんな小説でした。

 

高校1年の時に仲良くなった友達。2年でクラスがわかれて、それでも一緒に遊んでたのに何かが・・・思い当たる節はいくつかあるけれどだんだん距離が出始めてしまった。

 

お互い大学生になり、私が誘って新宿へ行ったけど、乗っていた電車に友人の大学の友達がたまたま乗っていて、2人がずっと喋っていて私はひとりポツンと新宿まで座っていた。

 

その後1度友達の家に電話をしたらお母さんから留学したことを聞いて、連絡を待ったけど何もなく。

 

それでも高校の時は仲良かったので結婚式の招待状を送ったら欠席の印。

 

式が近くなった時偶然に会った時に欠席の理由を聞いたらその年におばあちゃんが亡くなったからということだった。

 

そうか・・・と思いつつも何となく行きたくなかったのかなって。

 

お互い一人の時に会ったのに友達は「ごめんね、じゃあね」って。なんだかポツンと残された気がした。

 

思い当たる節が友達にとっては許せない事だったのかもしれない、それはわからない。

 

もし夜のピクニックが自分の高校でもあったら当時その友達と歩きたかったなと思った。

 

そんなんで思い出してしまった。

 

私は人付き合いが下手なのか、知らないうちに相手を傷つけてるのかわからないけど、永く付き合う友人っていないな。

 

この小説の仲間たちがちょっと羨ましく感じたからセンチメンタルになりました。


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