人生は 『呼吸』 に例えられることがあります。
誰でも吸い続けることはできません。 どこかで息を吐かなければ、肺は満杯になってしまいます。
儲けさえすれば良い。 儲けた人間が勝ちだ。 そうやって金銭を得ることだけに固執するのは、息を吸い続けることと言えます。
息を吐くことも必要です。 自分のお金や時間を世のために役立て、誰かのために捧げる。 そして、見返りを求めない。
高校の先輩から教えて頂いた、「人生、プラスマイナス ゼロだよ」 とは、この 「呼吸」 と通じる言葉でしょう。
また、見返りを求めず懸命に尽くすことは、『善』 を積み重ね 『徳』 となっていきます。 いずれは自分かあるいは子孫に返ってくるときがきます。
これも先輩に習った 『陰徳』 と 『陽徳』 に繋がります。
『情けは人のためならず』 とは、「安易な手助けは本当にその人を助ける事にはならないんだよ」 と解釈していました。 それが、「徳を積むことがいつかは自分に返ってくるんだよ」 と知ったのは、ごく最近のことだったのです。
つくづく自分自身を 『晩生(おくて)』 だと思います。 遅れて学んでいるだけに、人よりも懸命に尽くしていかなければ追い付かないと感じています。
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