マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

MG

2006年11月20日 | 喜働

先輩に誘われて、MG(マネジメントゲーム)に参加しました。

十数年前に一度だけ体験しただけですから、ほとんど初心者です。

MGとは、「ゲーム形式」 で模擬経営を行って、各期終了毎に、決算書を作成していきます。 決算を伴う経営シミュレーションです。

「ゲーム形式」 とは、チームのメンバーが順に引いたカード記載に従って経営を進めていくことを指します。 経営の模擬体験ですから、先見性・決断力そして想像力などが要求されます。

勿論、運・不運があるわけですが、いかにリスクを避けながら利益を創出していくかという経営感覚が求められます。 必要な経費を適切に投下しておくことが売上を伸ばすことに気付きます。 研究開発や社員教育が大切なんですねぇ。 いざという時のために、保険も大切です。

そして、決算書を作る段階では、利益に対して売上がいかに大切かを考えさせられます。 同時に、固定費・変動費の抑制も大切だと学びます。

資本構造の変化や資本がどういう資産になっているのかを経営感覚で学べるところが良いと感じました。

今回は、時間の関係で3期目を終了したところまで。 個人的には、これからが勝負だ、というところでした。 『製品在庫』 が増え、研究開発力もあるので、今から販売し資金回収。 そして製造能力を増強して… まあ、そう上手く行くかどうかは眉唾ですが。

そして。 今回、ゲーム中に感じたこと。 それは、『談合』 すれば、売上が上がって利益が出るぞ、ということです。 これはゲームではルール違反ですが、仮に販売する際に話し合って販売機械を譲り合えば、高い売価で売り続けることが可能です。

このゲームの中では消費力が与えられています。 地域によって購買力と販売価格(の上限)は決まっていますから、その範疇で 『談合』 は可能です。 もっと単純に言えば、他より安ければいくら高く売っても市場は当該企業から買うのです。

本当の市場では、そんな行動は不可能に近いでしょう。 何故なら、市場から見限られるからです。 ゲームという設定の中だから可能な想像でしょうね。

いや。 そうでしょうか? 現実にも、そんな市場があるような…

そう。 役所の発注。 役所の購入・発注は消費市場とは異なる論理で動いています。

そうか! 役所の発注で 『談合』 が生じるのは、そういう理由なのか!

これが今回のMGで、私が最も感じたことでした。

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