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教皇ピオ12世の予言

2023-10-13 11:04:27 | 私的啓示(ファティマ等以外)


 教皇ピオ12世には、幻視や天使的現象の噂がある。このような神秘的な幻視の後、ピオ12世は助手の一人にこう言ったと伝えられている。「人類はかつて経験したことのないような苦しみを覚悟しなければならない」。ピオ12世は、そう遠くない未来に人類が直面することに落胆し、その時代を 「大洪水以来の暗黒 」と表現した。

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 1933年、教皇ピオ12世は教皇ピオ11世の国務長官エウジェニオ・パチェッリ枢機卿であった。国務長官であった当時のパチェッリ枢機卿は、長年の友人であったエンリコ・ピエトロ・ガレアッツィ伯爵と親密な協力関係にあった。ファティマでの聖母出現から16年後、パチェッリは親友であり親密な協力者に予言的な発言をした。

 昨年(2018年)、英訳版が出版されるまで、パチェッリがガレアッツィ伯爵に語った内容は、カトリックの出版物に部分的にしか掲載されていなかった。

 ガレアッツィ伯爵との私的な会話の中で、ピオ12世はファティマについて言及し、聖母がシスター・ルシアに何度も姿を現したのは、「典礼、神学、霊魂における信仰の改変がもたらす自殺行為 に対する天主の警告」であったと述べている。

「私の周りでは、聖なる礼拝堂を解体し、教会の普遍的な炎を破壊し、教会の装飾を拒絶し、教会の歴史的過去を悔い改めさせようとする革新者たちの声が聞こえる。さて、親愛なる友よ、私はペトロの教会が自らの過去を肯定しなければならないと確信している。」

 ピオ12世はまた、「ペトロが疑ったように、教会も疑うようになる」と語った。

「教会は、人間が神となり、御子は象徴に過ぎず、他の多くの哲学と同じであると信じるように誘惑されるだろう。そして、教会では、キリスト教徒は、空(から)の墓の前で泣き叫ぶ罪深い女のように、イエズスが待っている赤いランプを探すだろう。どこに連れて行かれたのでしょう?と。」

 ガレアッツィ伯爵に対するピオ12世の発言の全文は以下の通り:


「親愛なる友よ、共産主義が、教会と天主の啓示の伝統に対する破壊機関の中で最も目に見えるものであるとしよう。こうして私たちは、哲学、科学、法律、教育、芸術、メディア、文学、演劇、宗教など、精神的なものすべてが侵略されるのを目撃することになる。

 私は、ファティマの小さなルシアへの聖母の仰ったことを懸念している。教会を脅かす危険に直面している聖母のこのように頻繁な発言は、典礼、神学、そして霊魂において、教義の改変がもたらす自殺行為に対する天主の警告である。

 私の周囲では、聖なる礼拝堂を解体し、教会の普遍的な炎を破壊し、教会の装飾を拒絶し、教会の歴史的過去を悔い改めさせようとする革新者たちの声が聞こえてくる。さて、親愛なる友よ、私はペトロの教会が自らの過去を肯定しなければならないと確信している。

 たとえ悪の勢力が今日、教会の歴史を変形させようとしているように、いつか私の人物、私の行動、私の著作を利用するかもしれないとしても、私は教会の外側と同様に、教会の内側でも最大のエネルギーをもってこの戦いに臨むつもりである。天主の言葉を変える人間の異端はすべて、より大きな光が現れるためである。

 これら途上国の民が教会を救うのだ、閣下。文明世界が天主を否定し、ペテロが疑ったように教会が疑う日が来るだろう。人が神となり、御子は象徴にすぎず、他の多くの哲学にすぎないと信じるように誘惑されるだろう。そして、教会では、キリスト教徒は、空(から)の墓の前で泣き叫ぶ罪深い女のように、イエズスが待っている赤い灯を探し求めるだろう: イエズス様はどこに連れて行かれたのですか?と。

 そして、アフリカから、アジアから、アメリカから、司祭たちが立ち上がり、この宣教神学校で養成され、「いのちのパン」は普通のパンではない、天主の御母は他の人のような母ではない、と言い、宣べ伝えるだろう。そして、キリスト教の頭は天主の御子であり、教会は天主の教会であるから、キリスト教は他の宗教とは違うとを証しするために、彼らは切り刻まれるであろう」。

https://ucatholic.com/blog/did-pope-pius-xii-prophesy-warnings-about-fatima-and-the-suicide-of-altering-the-faith-in-its-liturgy/





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