アップロード済み画像の消失事故

コモンズの井戸端で話題になっていたのですが、
プロジェクトにアップロード済みの画像が消失したようなのです。

被害に遭った画像は、もともと日本語版にGFDLで投稿されたもので、後にコモンズにも転載され、jaにはそのまま重複画像として残っていたものです。

この画像が最近になって、画像ページを残したまま、jaからもコモンズからもファイルの実体だけが消失し、画像ページの画像表示部（すでに表示されていない）をクリックしても「404 error: File not found」を吐かれるようになったのです。
では削除権限を持つ誰かに過失または故意に削除されたのかというと、該当する削除記録はありません。
少し前の仕様変更で画像ページの「ファイルの履歴」欄に120pxのサムネイルが表示されるようになりましたが、そのjaの画像ページのサムネイルだけが生き残っています。

イレギュラーな消え方なので、システム事故と思われ、そのため復帰できるかは必ずしも期待できないかもしれません。
投稿者に再投稿してもらおうにも、該利用者は2007年2月以降inactiveになってしまっています。
当該画像は公開することが権利侵害や反社会的になるような画像ではありませんし、撮りなおしのきかない歴史的な画像としてすでに多数の言語版で使用（呼び出し）されています。フリーライセンスで使用できるこの画像が失われることの文化的損失は少なくないと思われます。

　　　*　　*　　*　　*

「幸せな夢を見ていたんだ…
　ウィキペディアで貴重な画像を見れて… しかもフリーライセンスで…」
「それは夢だよ」
「そっか…夢か…」「夢だよ……。」

　（『となりの８０１ちゃんの消失』（となりの８０１ちゃん 2008年09月02日） より翻案）

夢では済まされません。ライセンス的に考えて。

同じように記事や過去版が消失する事故がテキストベースの他プロジェクトでもし起こったら、と思うとぞっとします。

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Summary of image:
Description = JR福知山線脱線事故の現場
Source = http://ja.wikipedia.org/wiki/画像:Fukuchiyama joko20051.jpg
Date = 2005-04-25
Author = 捕澤
License = GFDL