はだかの王様

世間知らず「はだかの王様」の日々感じたこと!

硫黄島からの手紙…

2007-08-16 01:55:52 | 映画
今日、8月15日は終戦記念日でしたよね…

ってことで…
今日は、女帝さんに借りて観た「硫黄島からの手紙」についてです。

主人公の栗林中将(渡辺謙)のエピソードも凄いですが…
ボクがこの映画の中で、気になったのは元憲兵の清水(加瀬亮)ですね。
彼は元憲兵のエリート士官ということもあり、考え方とか行動がまさに当時の日本の模範生ってな存在なんですよね…

でも、そんな彼も…
上官の理不尽な命令に背いてしまったことで配属が変わり、本土防衛の最後の砦とも言える戦地・硫黄島へ…

そんなことがあれば、ヤケになりそうな感じなんだけど…
それでも彼は、自分の信念に基づいて、真っ直ぐな模範兵であり続けるんですよね。

って、もちろん今の常識で考えると、異常だと思うんですが…

そんな彼も…
摺鉢山の陥落以降、少しずつ心に変化が表れはじめ、西中佐(伊原剛志)が救ったアメリカ兵の死を目の当たりにし、
最後にはアメリカ軍に投降するんですが、そんな彼を待っていたのが、アメリカ兵による銃殺…

で、その理由が…
捕虜の見張りを一晩中するのが退屈な任務だから…

たしかに、戦争という特殊な環境下では、常識では考えられないことが起こるんでしょうが…
そんな理由で、殺されちゃうんですね…


ありきたりな言葉ですが…
本当に戦争って、いったい何なんだろう…