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福島県立医科大学

福島県立医科大学に行って来ました。

福島県立医科大学は福島市内からやや離れた静かな山間にあります。
以前は福島市の中心部にあったそうですが、今から20年位前に今の場所に移転したそう。
福島県立医科大学には医学部と看護学部の2学部があり、同一の敷地内に大学と大学病院が完全に一体になって建設されています。施設もとてもきれいで、緑が多いのと合わせて、学生、患者さんの双方にすごくいい環境であると言えます。


最近世の中では「地域医療」がよく話題になります。医師が都市部に集中してしまい、「住民が医療を受けたくても思うようにならない自治体」が、年々増加してきています。この大学では、そうした背景を踏まえて、らせん型カリキュラム(コアなカリキュラムと周辺カリキュラムをらせん状に行き来し、繰り返し発展的に学ぶ)やホームステイ型医学研修プログラム(地域住民の家庭でホームステイをしながら研修を実施)などを行っています。
いずれも、「地域医療の担い手になる実践力のある医師を育てる」という理念に基いて進められています。

いくつかの「修学金」(福島県が貸与。いずれも月額上限23.5万。福島県指定の機関に一定年数勤務することで返還が免除。詳細はHP、学校案内等でどうぞ)も用意されており、教育費の面でもかなりサポートを受けることができます。毎年の入学者は半数以上(21年度は6割)が県外からの就学者だそうですが、前述のカリキュラムとあわせて、ここで勉強する医学生への「しっかり勉強して地域医療の、福島県の役に立ってくれ」という期待がひしひしと伝わってきそうです。
福島は野口英世の故郷。福島でこういった期待を受けながら医者の勉強が出来るというのも、ある意味すばらしいことなのかもしれません。

追伸
なぜか病院内にスタバーが・・。名古屋市立大学病院にもあったのですが、これってスタバーの社会貢献の1つなんでしょうか?


posted by hey
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