<あらすじ>
八王子の閑静な住宅地で、惨たらしく殺された夫婦の遺体が見つかる。
室内には、被害者の血で書かれたと思われる『怒』の文字が残されていた。
犯人逮捕に結びつく有力な情報が得られないまま、事件から1年が経ってしまう。
東京にある大手広告代理店に勤める優馬(妻夫木聡)は、
たまたま知り合った直人(綾野剛)と親密になり、住所不定の彼を家に招き入れる。
直人は末期ガンを患う優馬の母・貴子(原日出子)や友人とも親しくなっていく。
しかし日中の彼の行動がわからない上に、
仲間内で空き巣事件が連続していること、見知らぬ女性と一緒にいたことが重なり、
ニュースで報じられた事件の犯人の特徴を知った優馬の脳裏に直人の姿が浮かぶ。
ふと、冗談めかして殺人犯かと口に出してしまう優馬。
後日、直人は優馬の前から姿を消す。
ちょ、待てよ!!!!
と、「あらすじ」を張り付けていて叫んでしまいました。
映画では直人と優馬の友達が仲良くなっていく過程も、
冗談めかして「殺人犯か?」シーンはまるまるカットされてるわけなのですよ(涙)
空き巣犯かもしれないという疑いは原作のままですが、
友人に直人を紹介していなかったはずなので、
映画で友人と親しくなる描写があったのならそこは入れてほしかった…など。
まぁ、4時間の完成品を142分…2時間22分と約半分に削ったわけですから、
しょうがないのでしょうね。
沖縄&千葉編、沖縄&東京編と2パターンとかにすればもっとたくさん観れたのになぁ。
そんな変則的な上映は無理にきまってますけど、
あああああもっと2人が観たい!!!!ヾ(:3ノシヾ)ノシジタバタ
もっと言えば東京編だけで2時間以上観たいですけどね、ええ。←図々しさMAX
この時点で何回観たとか聞かないでください。
でもまだ観足りない…寝ても覚めても2人のことばかり。
回数を重ねた結果、山神の見分けもつくようになりました。
犯行シーンは森山くん、整形後のエレベーターと住宅街を歩くシーン?が松ケン、
家の前で座り込んでしまう&麦茶を飲むシーンが綾野くんかなと。
間違っている可能性は大ですが…肌の色の感じでなんとなく。
他の2編に対して、東京編は普遍を描いたものだとか。
異性ではなく同性同士というマイノリティなのが珍しい扱いを受けてしまいがちですが、
極上の恋愛&人間愛の物語に胸を鷲掴みにされてしまいました。
腐女子だからだろうが!…と一纏めにされてしまうのでしょうけど。
基本的に映像のラブシーンが苦手で生々しいものは遠慮したい人間が、
なぜかこの2人のシーンには魅了されてしまうというか、
「愛し合う」ってこういうことなんだなとラブシーンの意味を初めてわかったというか…。
ほんとに伝わってくるその感情がもうたまらない…恋愛がしたくなりました(爆)
『君の名は。』の感想と真逆なことを言ってみたり(;・∀・)
優馬と直人の始まりはハッテン場での無理矢理から。
…あんなことしたら出禁になるそう。
年齢制限やドレスコードなど…ハッテン場知識が増えたという余談はさておき、
直人の髪形だと本来は入れないというのは驚きでした。
モテないみたいですし…優馬のようなTHEという感じの方が主流なのかな?
これもなんか「ゲイ」というテンプレートに添った何かという気がしないでもなかったり。
だから直人が壁の花状態で蹲っていて、
優馬の加虐心?を煽ってああなることを考えるとテンプレートに感謝すべきなのかも!?
しかしエロかった…(しみじみ)
ハッテン場の絡みは朝の4時半に監督からOKが出たとか。
ラーメン食べるシーンも最初は俳優の妻夫木聡と綾野剛が並んでラーメン食べているだけだとNGで、
カメラ回ってないところでもチューしたりしてたなんて聞いて悶絶しました。
あ、変態がバレる。←今さらすぎ
真面目な話に戻りましょう。
小さい頃に両親と死に別れて施設で育ち、ゲイだとバレてイジメられ、
仕事をしながら資格をとろうとしていた矢先に心臓病を発症し、
治療しながら仕事を続けたものの、
手術で回復することもできないことに直面した直人が仕事を辞め、
それまでの住居を引き払い、おそらく携帯を解約して、
ほんの少しの持ち物だけを持ってハッテン場に来た気持ちを想像するだけで涙が…。
それまでひっそり生きてきて、最後くらいは誰かと身体を繋げてみたかった説は夢みすぎかもですが、
コンビニでコンドームを購入する慣れてなさが…。
経験豊富でも恥ずかしいは恥ずかしいのかな???
初めてだから肉欲に溺れてしまうっていうのもあるでしょうし。
まぁ、優馬と直人の身体の相性がバッチリだったというのは確かです( ー`дー´)キリッ
大切なものは減っていく…直人が死んでしまったENDは本当に哀しいですが、
最期の半年(映画だとひと夏)、愛する人と出会えて幸せだったんじゃないかな~なんて。
残された優馬にしたらたまったもんじゃないとは思いますよ。
ただ誰の命にもかぎりがあるので…ね。
直人がいなくなり警察から電話がかかってきた後、
優馬が直人の私物を捨てていく場面は見ていて辛くなる一方で、
優馬と直人は確かに生活を営んでいて、
増えた物の数だけ直人は生きようとしていたってことなんだなと…。
パンフレットで綾野くんが直人の「怒り」は自分の人生、
病に対してだという解釈をしていて、切なさがヤバイ(T_T)
映画の中ではカットされていましたが、直人が薫に惚気を聞かせた時に、
病気のことを言ったらすべて終わってしまうという不安も吐露していたという…。
それはたしかに直人の弱さなのですが…やっぱり言えないですよね、
優馬のお母さんが亡くなるということも大きかったはずですし。
言ったら対等ではなくなってしまう…居候の時点で対等ではないというツッコミはなしでお願いします。
あとは…思いきり愛し合えなくなってしまう問題(爆)も大きそう。
心臓病だと性行為はダメなのでは?と調べてみたら運動量としては1階分?
の階段を昇る程度で禁止ではないっぽいことが書いてあったような…。←うろ覚え
限りある命と知っていたからこそ…(´;ω;`)ウッ…
病気のことを黙っていた直人は身勝手なのかもしれませんが、
直人が幸せだったということが救いかな~なんて。
映画の終わり方だけを観ると優馬はこの先も後悔し続けて苦しむように思えるものの、
それだけじゃなくて、運命の相手と出会えて愛することができたという経験は、
その後の人生に豊かさをもたらす…そう思いたいです。
原作者の吉田修一さんいわく、直人は優馬を引きずるとのこと。
人はすぐ過去は忘れて新しい出会いをと言いがちですけど、
思い出を胸に生きるのも悪くないと思う…のは視野の狭い意見なのでしょうか(-_-;)
薫との談笑場面を目撃した優馬にとっては浮気疑惑でも、
この告白で惚気ていたことが判明して…劇中では1度も名前を呼ばないのに、
薫には「直人」って呼んでいたのだなとか、余計な場面が1つもないのがほんとに素晴らしくて×2
「その2」に続く。
ではでは
八王子の閑静な住宅地で、惨たらしく殺された夫婦の遺体が見つかる。
室内には、被害者の血で書かれたと思われる『怒』の文字が残されていた。
犯人逮捕に結びつく有力な情報が得られないまま、事件から1年が経ってしまう。
東京にある大手広告代理店に勤める優馬(妻夫木聡)は、
たまたま知り合った直人(綾野剛)と親密になり、住所不定の彼を家に招き入れる。
直人は末期ガンを患う優馬の母・貴子(原日出子)や友人とも親しくなっていく。
しかし日中の彼の行動がわからない上に、
仲間内で空き巣事件が連続していること、見知らぬ女性と一緒にいたことが重なり、
ニュースで報じられた事件の犯人の特徴を知った優馬の脳裏に直人の姿が浮かぶ。
ふと、冗談めかして殺人犯かと口に出してしまう優馬。
後日、直人は優馬の前から姿を消す。
ちょ、待てよ!!!!
と、「あらすじ」を張り付けていて叫んでしまいました。
映画では直人と優馬の友達が仲良くなっていく過程も、
冗談めかして「殺人犯か?」シーンはまるまるカットされてるわけなのですよ(涙)
空き巣犯かもしれないという疑いは原作のままですが、
友人に直人を紹介していなかったはずなので、
映画で友人と親しくなる描写があったのならそこは入れてほしかった…など。
まぁ、4時間の完成品を142分…2時間22分と約半分に削ったわけですから、
しょうがないのでしょうね。
沖縄&千葉編、沖縄&東京編と2パターンとかにすればもっとたくさん観れたのになぁ。
そんな変則的な上映は無理にきまってますけど、
あああああもっと2人が観たい!!!!ヾ(:3ノシヾ)ノシジタバタ
もっと言えば東京編だけで2時間以上観たいですけどね、ええ。←図々しさMAX
この時点で何回観たとか聞かないでください。
でもまだ観足りない…寝ても覚めても2人のことばかり。
回数を重ねた結果、山神の見分けもつくようになりました。
犯行シーンは森山くん、整形後のエレベーターと住宅街を歩くシーン?が松ケン、
家の前で座り込んでしまう&麦茶を飲むシーンが綾野くんかなと。
間違っている可能性は大ですが…肌の色の感じでなんとなく。
他の2編に対して、東京編は普遍を描いたものだとか。
異性ではなく同性同士というマイノリティなのが珍しい扱いを受けてしまいがちですが、
極上の恋愛&人間愛の物語に胸を鷲掴みにされてしまいました。
腐女子だからだろうが!…と一纏めにされてしまうのでしょうけど。
基本的に映像のラブシーンが苦手で生々しいものは遠慮したい人間が、
なぜかこの2人のシーンには魅了されてしまうというか、
「愛し合う」ってこういうことなんだなとラブシーンの意味を初めてわかったというか…。
ほんとに伝わってくるその感情がもうたまらない…恋愛がしたくなりました(爆)
『君の名は。』の感想と真逆なことを言ってみたり(;・∀・)
優馬と直人の始まりはハッテン場での無理矢理から。
…あんなことしたら出禁になるそう。
年齢制限やドレスコードなど…ハッテン場知識が増えたという余談はさておき、
直人の髪形だと本来は入れないというのは驚きでした。
モテないみたいですし…優馬のようなTHEという感じの方が主流なのかな?
これもなんか「ゲイ」というテンプレートに添った何かという気がしないでもなかったり。
だから直人が壁の花状態で蹲っていて、
優馬の加虐心?を煽ってああなることを考えるとテンプレートに感謝すべきなのかも!?
しかしエロかった…(しみじみ)
ハッテン場の絡みは朝の4時半に監督からOKが出たとか。
ラーメン食べるシーンも最初は俳優の妻夫木聡と綾野剛が並んでラーメン食べているだけだとNGで、
カメラ回ってないところでもチューしたりしてたなんて聞いて悶絶しました。
あ、変態がバレる。←今さらすぎ
真面目な話に戻りましょう。
小さい頃に両親と死に別れて施設で育ち、ゲイだとバレてイジメられ、
仕事をしながら資格をとろうとしていた矢先に心臓病を発症し、
治療しながら仕事を続けたものの、
手術で回復することもできないことに直面した直人が仕事を辞め、
それまでの住居を引き払い、おそらく携帯を解約して、
ほんの少しの持ち物だけを持ってハッテン場に来た気持ちを想像するだけで涙が…。
それまでひっそり生きてきて、最後くらいは誰かと身体を繋げてみたかった説は夢みすぎかもですが、
コンビニでコンドームを購入する慣れてなさが…。
経験豊富でも恥ずかしいは恥ずかしいのかな???
初めてだから肉欲に溺れてしまうっていうのもあるでしょうし。
まぁ、優馬と直人の身体の相性がバッチリだったというのは確かです( ー`дー´)キリッ
大切なものは減っていく…直人が死んでしまったENDは本当に哀しいですが、
最期の半年(映画だとひと夏)、愛する人と出会えて幸せだったんじゃないかな~なんて。
残された優馬にしたらたまったもんじゃないとは思いますよ。
ただ誰の命にもかぎりがあるので…ね。
直人がいなくなり警察から電話がかかってきた後、
優馬が直人の私物を捨てていく場面は見ていて辛くなる一方で、
優馬と直人は確かに生活を営んでいて、
増えた物の数だけ直人は生きようとしていたってことなんだなと…。
パンフレットで綾野くんが直人の「怒り」は自分の人生、
病に対してだという解釈をしていて、切なさがヤバイ(T_T)
映画の中ではカットされていましたが、直人が薫に惚気を聞かせた時に、
病気のことを言ったらすべて終わってしまうという不安も吐露していたという…。
それはたしかに直人の弱さなのですが…やっぱり言えないですよね、
優馬のお母さんが亡くなるということも大きかったはずですし。
言ったら対等ではなくなってしまう…居候の時点で対等ではないというツッコミはなしでお願いします。
あとは…思いきり愛し合えなくなってしまう問題(爆)も大きそう。
心臓病だと性行為はダメなのでは?と調べてみたら運動量としては1階分?
の階段を昇る程度で禁止ではないっぽいことが書いてあったような…。←うろ覚え
限りある命と知っていたからこそ…(´;ω;`)ウッ…
病気のことを黙っていた直人は身勝手なのかもしれませんが、
直人が幸せだったということが救いかな~なんて。
映画の終わり方だけを観ると優馬はこの先も後悔し続けて苦しむように思えるものの、
それだけじゃなくて、運命の相手と出会えて愛することができたという経験は、
その後の人生に豊かさをもたらす…そう思いたいです。
原作者の吉田修一さんいわく、直人は優馬を引きずるとのこと。
人はすぐ過去は忘れて新しい出会いをと言いがちですけど、
思い出を胸に生きるのも悪くないと思う…のは視野の狭い意見なのでしょうか(-_-;)
薫との談笑場面を目撃した優馬にとっては浮気疑惑でも、
この告白で惚気ていたことが判明して…劇中では1度も名前を呼ばないのに、
薫には「直人」って呼んでいたのだなとか、余計な場面が1つもないのがほんとに素晴らしくて×2
「その2」に続く。
ではでは