CAFE PACIS

ユルゲンが「カフェで政治が行なわれているんだ」って言う。じゃあ、カフェで平和やるか。

虐待?チアリーダーだって同じことやるでしょ。

2005-01-12 13:56:21 | ニュース@海外
 アブグレイブ拷問スキャンダルの首謀者とされているチャールズ・グラナーの裁判で、1月10日、冒頭弁論が始まった。グラナーの弁護士は、全裸の捕虜にピラミッドを組ませた行為を、チアリーダーのショーになぞらえ、紐をつけることも囚人管理として容認できる、と述べた。弁護士はガイ・ウォーマック、彼は10人からなる軍の陪審員に対し、「これは、チアリーダーが全米でしょっちゅうやっていることでしょう。ピラミッドをやるでしょう。あれは拷問ですか?」と問いかけた。

 このケースでは、グラナーとの間に一子がいるリンディ・イングランド兵卒も軍法会議にかけられている。イングランドは、全裸で床に横たわるイラク囚人を、笑みを浮かべながら綱で引っ張っている姿を写した写真で知られている人物。起訴側は頭弁論で、裸のイラク人男性らが重ねられている写真などを提示した。グラナーの弁護士は、縛るための綱を使うことは、とりわけ顔が泥で汚れている拘留者を管理するのに有効な方法であると述べた。「囚人を管理しているわけですから、綱は懲戒には有効な管理方法です。テキサスなら、投げ縄をつかって囚人を引っ張ってきますよ。」ウォーマック弁護士は、これを、買い物の際幼児に綱をつける親にたとえた。この方法が違法ではないとの主張に加え、弁護人は、グラナーは命令に従っていた、との弁護を行った。同弁護人は昨日、グラナー自身が証言をおこなうと述べた。

 これに対し、Center for Constitutional Rightのマイケル・ラトナーはこう応えている。
 「まったく愚かで、とんでもない発言。最悪のレベルの拷問と虐待と知られている行為について、誤った陳述。これよりまともな弁護ができたし、できる。…アルベルト・ゴンザレスが、拷問とは臓器の障害かまたは死に近い状態のことだけを言う、という覚書を基本的に承認したことを想起するなら、よりましな弁護としてこう言えたでしょう。「指令があったのです。拷問をこのように狭く定義する覚書があって、これが、これらの写真にあるように、この2年半米国がおこなってきたことの定義ですから、これは拷問ではないのです。アルベルト・ゴンザレスと司法省によれば、これは拷問ではないのです。私の依頼人は、これが法で認められた指令だと思っていたか、そう理解していたのです。軍の諜報関係者から、囚人たちの抵抗を弱めろ、と言われていたのです。」

 また、「懲戒には有効な管理方法。テキサスなら、投げ縄をつかって囚人を引っ張る」との弁護についてラトナーはこう応えた。
「残念ながら、おそらくこの発言の通りでしょう。グアンタナモ、アブグレイブ、バグラムでの刑務所スキャンダルは、米国内の刑務所の情況を反映しており、米国でこの種の虐待は別にまれなことではなく、グアンタナモで拷問を行った人のなかには、以前米国の刑務所で働いていた人たちが含まれています。(グラナー自身がそうである)」

Democracy Now! (2005年1月11日放送)より。http://www.democracynow.org/article.pl?sid=05/01/11/1446246

グラナーの刑務所などでの経歴についてはウィキペディアが詳しい。(英語)http://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Graner#Birth_and_early_life

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1 コメント

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英兵もおんなじ (あきよ)
2005-01-19 16:47:25
なんか我が方はさあ、米軍は悪者みたいに報道するけどさあ、英軍だってそーとー悪いよなあ。



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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050119k0000e030028000c.html
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