■カッコ亀井と治験■

くすりの候補を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験は、特に治験と呼ばれています。

治験の必要性

2008-09-14 | 治験の啓蒙

現在審査中のある“お薬”の話。
業界ニュースで知ったが、早ければ近いうちに承認されるそうだ。
そして今年中に販売されるようになるらしい。

それを使う可能性があるのは身内。
ある病気の治療をしている。
幸い今は別の薬で治療ができているので、上市されてもすぐにその薬のお世話になることはないと思われる。
これまで適応外だとなかなか使用するのも難しかっただろうけどこれで晴れて使用することが出来ると思う。
次の治療の選択が広がったことでも嬉しい。

今日この話にでてくる薬も誰かに治験に参加してもらったお陰で適応が取れた(る)のだ。
僕も家族に言っている。
「機会があれば治験に参加してみてね」と。
もちろん僕自身、治験参加経験者だ。
ちょっと古いが「チーム・治験」の記事を書いたことを思い出した。
http://blog.goo.ne.jp/cacco_kamei/e/1f7474ed25ac61d3eeaa4338f92a8543

治験に携わる仕事に就いている以上、治験担当の先生に、
「先月参加された患者さんだけど、○○○(治験薬の名前)が効いてるみたいですよ。」
と言われるのも嬉しいが、今回のニュースも嬉しい。
みんな、チームの一員だ。

治験の必要性とありがたさを感じる今日この頃である。


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