私の簡易書留

郵便で何か面白いことができないか。いつもそればかり考えている郵趣家の日記。鉄分含有。

2024年切手趣味週間切手はリバイバル

2024-03-05 23:00:00 | 切手
切手趣味週間
毎年、郵政記念日を含む切手趣味週間に発行している切手です。
切手趣味週間は、郵便切手が持つ「美しさ」や「芸術性」といった文化的価値を一般の方々に広く認識していただくとともに、切手収集の趣味の普及を図ることを目的としています。


ああ、またリバイバル案件ですね。彦根屏風と機織図屏風。過去の名作切手がよみがえる。
かつての切手収集家のハートを鷲づかみにしてやる、という魂胆でしょう。いや、鷲づかみにされかけました。

要するに、過去に切手収集をしていて今やめている人が切手収集を再開してくれるのではないか、と期待しているのでしょう。
しかし残念ながら、そう甘くはないと思います。
昔切手を集めていたことを思い出せば、多くの人は、切手に対する熱意が失せているわけですから、その切手を売ろうとするでしょう。
その結果、値上がりしておらず、「貼って使うのが最も得」という事実を突きつけられることになります。
あるいは、子や孫に切手の自慢話をして老害としてウザがられるのが関の山か。
よしんば、切手収集再開のきっかけとなったとしても、対象者の平均余命を考えると厳しいものが…

郵政の社内で複数の案から採択された案件なのでしょうが、私から言わせてもらえば、リバイバル案件は悪手です。

ところで、この切手に付随して発売される切手帳に、日英に加えて中国語の解説が付されていることに気が付きました。
中国市場を目当てに、中国人が好きそうなものを選んだということなのでしょうかね。

まあ、「切手趣味への招待」のように、日本じゃない風物を描くよりはいいと思いますが。
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