私の簡易書留

郵便で何か面白いことができないか。いつもそればかり考えている郵趣家の日記。鉄分含有。

青春18きっぷ、2024年夏も発売

2024-06-18 23:00:00 | 鉄分
通常、青春18きっぷの発表は春・夏・冬の分をまとめて年1回行われますが、
2024年はまず春の分だけが発表されました。
夏以降はどうなるのか、と憶測を呼びましたが、
2024年6月18日、JRグループは夏の分だけ発表しました(冬はまだ)。
今後は1年分まとめて発表せず、発売開始の1ヶ月ほど前に発表する形式になるのかもしれませんね。

JRグループは、世の中が、「青春18きっぷがなくなるのではないか」とざわめいているのを観測していたのかもしれません。
じらす手法のマーケティングを採用したのかもしれません。

もっとも、JRグループ全額出資の交通新聞社では、
『旅の手帖』7月号、大特集「よくばり青春18きっぷの旅」は6月10日発売!6/7(金) 20:46配信
という記事を配信していましたけどね。観測気球を上げていたのでしょうか。

青春18きっぷはお得さが強調されますが、そもそもは春・夏・冬に発売されていることからも分かる通り、
通学定期券が売れない時期に投入する商品であり、通学定期券レベルの運賃を提供するものであることが理解できます。
また、最繁忙期はのぞみ号が全席指定となるようですが、
青春18きっぷがあることにより、新幹線を利用せずに普通列車の利用に移る人がいますから、
その空いた分、新幹線を他の乗客に利用してもらうことができるという需要平準化の役割を担っています。

青春18きっぷはお得すぎてJRが損しているのではないかという意見もあるでしょうが、そうではなく、
JRと乗客のWIN-WINの関係に成り立っているものであり、乗客が浮いたお金を旅先で使えば旅先も潤うという、三方よしの商品です。

今後は、自動改札対応なども行い、乗客にも鉄道係員にも優しい商品に進化してほしいと考えます。
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(男性の)鉄道オタクはなぜ壊滅的に「モテない」のか?

2024-06-04 23:00:00 | 鉄分
鉄道オタクはなぜ壊滅的に「モテない」のか? 人気恋愛コンサルタントが真面目に解説する

身も蓋もない記事が出ましたね。モテないのは男性であり、女性はモテモテだというのは記事を読まなければ分かりません。このタイトルの付け方はいけませんなぁ。

で、何を隠そう、わたくしも男性の鉄道マニアです。
マニアというのは、「この趣味を始めよう」と一念発起してなるものではありません。
気が付いたら、なっているものなのです。
鉄道に関する知識は移動するうえで必要だから、と子供のころから学校の勉強と同じように知識を貯め込んでいて、あるときふと気が付いたら、周りはほとんど鉄道に関心がない。
そこで自分はマニアだというメタ認知が生まれるのでしょう。
郵趣についても、ほぼ同じことが言えます。書類を送るためにはどうすればいいか、と調べているうちに郵趣家になっている。

で、どういう人が鉄道マニアになりやすいかというと、それはもう、ASDの傾向がある人がなりやすいです。いわゆるアスペルガー症候群の傾向のある人です。
(「傾向」としているのは、本当にASDかどうかは医師にしか決められず、その診断を得るのも難しいからです。)
ASD傾向があるから、鉄道だけでなく他のマニアを兼務することも多いです。鉄道マニアと郵趣家の兼業なんて、典型的です。

記事の批評に戻りますが、
恋愛という場面では男性の鉄道マニアは需要がほぼない、と断定しています。まぁ、現象面から言えば、正しいでしょう。

“鉄分”の多い人は興味関心の幅が狭く、
「鉄道とカメラ以外はほとんど書くことがない」
人が多い印象がある。


なるほど。
でも、それって表面的なことで、身も蓋もない言い方をすると、ASD傾向のある男性にパートナーとしての需要があるかどうか、という点に尽きるのではないですか。

鉄道マニア同士のカップルが誕生すればおめでたいけど、女性の鉄道マニアはまだまだ多くは観測されていない。
なので、私はこう思います。
鉄道という共通の趣味がなくてもよいから、ASD傾向のある人は、ASD傾向のあるパートナーを見つけてくっついてしまえばよいのではないかと。

あとは、ジェンダーによる刷り込みの問題があって、鉄道趣味は男性の趣味とみなす風潮がいまだに消えていないため、女性の鉄道マニアが表に出てきにくいのも問題と言えるでしょう。
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駅を巡る旅/塩狩・蘭留・神楽岡

2024-06-03 23:00:00 | 鉄分
剣淵からキハ54で訪れた、塩狩駅。今でこそ高く評価される木造駅舎。



考えてみれば、キハ54は国鉄時代から塗色がほとんど変わっていませんから、これはほぼ国鉄の景色?



桜が一部咲き残っていました。



駅舎内。地元の有志がスタンプを設置してくれたようです。



旅の安心、駅トイレ。大1小1。



ここから道北バスに乗り…



蘭留まで先回りします。



蘭留駅。丸っこい駅舎。古いものではありませんが。



冬はストーブを焚くぞ、という強い意志が感じられます。



トイレは大1。



H100型で旭川へ帰ります。

順調にいったので旭川で時間が余り、時間調整。道北バスで富良野線の神楽岡駅へ寄り道。





神楽岡駅の駅舎です。ホーム一体型。トイレなし。
H100型で旭川へ戻りました。
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駅を巡る旅/和寒・剣淵

2024-06-02 23:00:00 | 鉄分
駅というものはいいものです。
列車の乗り降りに使用される特殊な空間であり、あらゆる人々が使用することが想定され、それゆえ、そこには高度の公共性が求められています。
また、鉄道を利用するうえで必要になる様々な設備が整備されています。
ここに来れば、だれでも、どこにでも旅立てる―

とは言っても、田舎の駅に充実した設備を期待することはできません。ミニマムであることも必要です。
無人駅で、必要最小限の設備。ミニマリストの美学の追求です。
それでも、どんな小さな駅でも、駅は駅。東京駅と同格なのです。

というわけで、駅をつぶさに見て回る旅をこれからは意識しようと思います。
私の嗜好としては、北海道の無人駅が好きです。

とりあえず、旭川駅をH100型で出発し、宗谷線に向かいます。





和寒駅に降り立ちました。



丸っこい屋根。新しい駅舎です。



宗谷線の展示。



トイレは大2小2。トイレに関心を持つなど、あまりいい趣味ではないように思われますが、しかし人間にとって生理現象は切実な問題です。トイレがあるということが大事なのです。
もっとも、最近は駅のトイレがどんどん廃止されています。代替手段があればまだいいのですが…

駅の隣へ。



「ひだまり館」。宗谷線の展示あり。

さて、ここからバスの旅に転向。



和寒から道北バスに乗り…



道の駅けんぶちで下車。

剣淵駅までは、特殊ポストを撮影しながら散歩(別記事)。



剣淵駅は丸い屋根ではなく三角屋根。比較的新しい駅舎です。



リベットがバリバリのこ線橋。床は滑り止め加工がされています。



トイレは大1小1。



上り列車に乗ります。キハ54が来ました。
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精神障害者運賃割引スタートへ JR6社と大手民鉄16社で導入開始

2024-05-04 23:00:00 | 鉄分
精神障害者運賃割引スタートへ JR6社と大手民鉄16社で導入開始

長かった!この日を待っていた!

国鉄時代から身体障害者割引制度はあり、JRになってから知的障害者割引制度ができましたが、精神障害者割引制度はありませんでした。
JRからすれば、割引分は自腹となるので、新たな割引制度は導入したくないというのはわかるのですが、
それだけでなく、精神障害者に対する差別意識があったことも導入に向けてのハードルだったことでしょう。
この度、精神障害者割引制度の導入が決まったということで、鉄道会社や乗客の差別意識も払拭していければいいですね。
そして、国にお願いしたいのは、身体、知的、精神という障害の種類によってばらばらな手帳制度を統一してほしいということです。

運賃制度についてもう一つ気になっているのは、外国人学校(朝鮮学校、中華学校など)の扱いです。
外国人学校は、法的には各種学校だから、大学生と同じ無割引の通学定期券になるというのは、理屈としてはそうなのでしょうが、
日本人の学校の中学生、高校生と同年代のこれら外国人学校の生徒たちが大学生と同じ通学定期券になるというのは、なんとかならないかと思うのです。
JRからすれば、学校教育法の趣旨に従っているだけだということなのでしょうが、共生社会を目指す政策として、そこは日本人の学校と同待遇になるように国が決めればよいのではないでしょうか。
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