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天才を育てた女房~世界が認めた数学者と妻の愛~」 天才数学者の奥さんってたいへんだなあ、と思ったドラマ

2018-02-24 11:55:48 | ドラマ
天海祐希さんと佐々木蔵之介さんって、私生活でも仲が良く、ハタから見れば「仲の良い夫婦」「お似合いの夫婦」のように見えなくもないですが、ご本人たちは、全然そんな風に思っていないらしい。
その二人が共演した 「天才を育てた女房~世界が認めた数学者と妻の愛」。



天海祐希さんが内助の功の奥さん役で子供まで3人もいて、という設定は、こちらが気恥ずかしくなるような設定ですが、気楽に見るドラマとしては良かったです。が、あまりにも天海さんの元々が美人でカッコいいので、その辺りが現実離れし過ぎているかな、とそちらの方が気になってしまった。
が、「こんな生活でどうしよう」と悩む姿のない奥さん役というのは、天海さんにぴったりなのかもしれません。

それにしても、岡潔さん、今で言う発達障害だったのかもしれません。躁鬱病だったとも言われていますが、躁鬱病という頭脳ではなかったと思います。
天才と言われている数学者って、凡人には見えない景色が見えているらしい。世の中の全てが数字でできていて、それぞれ色がついて見えているような人もいるらしい。
岡潔さんも、世界が凡人とは全く違うように見えていたのだと思われます。そして、次から次へと湧き出てくる数式。それが、いざ現実世界に立ち返るとものすごいギャップに悩まされる。その繰り返しで、精神を病んでしまうこともあるのかもしれません。

そして突き詰めれば、全てが数式でできているような世界を作ったのは誰なのか、どうしてこうなっているのかにぶち当たる。神とか昔風に言うと哲学の問題になってくる。
その辺りでもものすごく悩んだのかもしれません。
私は、哲学も数学も物理も宗教も同じものだと思っていますが。

ゲーム理論で有名なジョン・ナッシュの事を思い出しました。あの人もこんな感じ。

でも、現在の社会ってこういうとてつもなく変わった数学者の数式に支えられているのですから、それを考えると、不思議。
神から与えられた頭脳かもしれません。

さて、その変わった数学者を支えた奥さんの話がこのドラマ。
現代だったら「こんな生活、やってられるか❗️」と即、離婚するような話ですが、岡さん、12年もの間浪人生活を送る羽目になったにもかかわらず、その間、食うや食わずの生活だったのにその生活をこのみっちゃんが支えていたんですね。ホント、糟糠の妻。
数学は分からなくても、岡さんの頭脳を信じていたんでしょう。側にいるからこそ、天才的な頭脳を一番わかっていたのがみっちゃんだと思います。



最後、「生まれ変わってもみっちゃんと一緒になる」というセリフがありましたが、ほんとう❓

また、みっちゃんが岡さんの論文を持ってみんなに読んでもらう事を頼みに行く、という場面は完全な創作じゃないかな。
また、岡さんを認めなかった京大の教授って実在した人物ですか❓


天才を凡人が理解するのは難しいです。
また、海外が認めてから初めて日本で認められたって、日本には岡潔さんの頭脳を理解できる人がいなかったってことなんでしょうかね。



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