ステイホームで、ペットの売り上げがとっても伸びているとか。
が、元来動物なんて飼った事がないのか、単に暇だからペットでも飼ってみようか、と思いついただけなのか、購入後1週間も経たないのに、返却したいとかいう購入者がいるそうです。
その理由が、
世話が大変だから
とか
臭いから
とかがあるらしい。子犬で購入したら、まずトイレトレーニングがあるし、その間はおしっこし放題ですからね。それで手放したいと思う気持ちはわからないでもありませんが、あまりにも無責任。
アイボのようなロボットじゃないのだから、人間のように、食べて飲んで出す、という事が当然の摂理だと思うのですが。。
こういう場合、お店で購入したら、支払ったお金はどうするんでしょ。返ってくるんですか❓
で、こういう人たちに勧められないのが、
ダブルコートの犬種。
犬の被毛はには2種類あって、シングルコートとダブルコートがあります。シングルは普通の髪の毛のように固い毛。ダブルコートの場合、その下にふわふわの羽毛の様な毛があるのです。それが、保湿とか保温に役立っている様ですが、換毛期になると、この毛が大量に抜けてくるわけです。
それを放っておくと、家中、毛だらけになってしまいます。
このシングルとダブル、犬の犬種によって違うのです。
ダブルコートの代表といえば、
柴犬、コーギー、ダックスそしてラフコリーなど
が上げられます。そのラフコリーを飼っているのが私です。ではどうしたら家中毛だらけにならない様にできるだろうか、というと、もうこれはブラッシングしかありません。それも、ただブラッシングすればいいというわけではないのです。
まず、用意するものは
ピンブラシ
スリッカー
コーム
です。
まず、全体をピンブラシでブラッシングして、ブラシが通らないところがなくなったら、スリッカーで抜け毛を取ります。そして、ここからが重要。今度はコームで残っているアンダーコートを取って行くわけです。
アンダーコートが取れていると、こんな感じ。
まだ残っているところはこんな状態。
見づらいですが、白くなっているところ。
これを、体全体に行うわけです。
ちょっとやってもこれくらいふわふわした毛が取れるのです。全体を行えば、大きいゴミ袋半分ぐらいになるかも。
ですから、換毛期のブラッシングはホントに時間がかかります。
ここまでやって、ようやくシャンプーなのですが、このシャンプーも大変です。最近は腰が痛くなって、、。
でもまあ、好きだからやってるようなもので。一時はトリマーの資格をとりたい、なんて事も考えましたが、爪切りができないので、断念しました、、、、。
世の中でトイプードルが人気があるのは、シングルコートで毛がそれほど抜けないからです。
犬を飼うときには、被毛がシングルなのかダブルなのか、それによってお手入れが違ってくるので、十分検討する必要があると思いますよ。
でも、きちんとお手入れの行き届いたラフコリーは、ホントに素敵、です。
昔、TVでオーストラリアの牧場のドキュメンタリーを見たのですが、そこのお母さんが犬の毛でセーターを編んでいたのを思い出しました。
糸が足りなくなると牧羊犬を呼ぶのです。
呼ばれた犬が来るとグイと毛をむしり、ささっと糸にして編んでいました。
犬によって毛の色が違うのを利用して編み込み模様にして、お母さんは冬が来る前に家族全員のセーターを犬の毛で編むのだと言ってました。
犬たちはムクムクフワフワの毛並みの大型犬でしたが、今から思えばラフコリーだったのかも?
抜け毛の写真をみて、そういえばお母さんが毟っていた毛はこんな感じだったと思い出しました。
犬の毛は羊の毛より軽くて暖かく自然の油分が雨をはじいてくれるからセーターに最適だとお母さんは言っていましたが、こんなに多量に抜けるのならセーターも編めてしまいますね。
なるほど、実に大変ですね。
本当にお好きでないとできないことでしょう。
感心いたします。
我が家は生き物を飼っておりませんが、娘は欲しかったらしく、独り立ちし家庭を持った今は猫を飼っております。
ウサギと犬もいたようですが、老いて亡くなったようです。
なお、好きだから手入れも苦にならないらしいです。
亡くなった時は可哀そうでしょうね。
ホントに、好きじゃないとできないかも。今はとにかく抜け毛が家の中をコロコロと。。放っておくと、床が毛だらけになってしまうので、しょうがない、という部分もあります。お掃除用品が頻繁に必要になりますよ。