LOVE - GOLDEN APPLE

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花子とアン ついに誕生!「赤毛のアン」

2014-09-26 13:12:30 | ドラマ
「花子とアン」も明日で終わりです。

その終了間際に、ついに「赤毛のアン」が完成、発売される事になりました。
今回のエピソードの中で、タイトル「赤毛のアン」がどのように出来たかについて描かれていましたが、「赤毛のアン」で本当に良かったと思います。

当初、花子は「窓辺に寄る症状」(寄るという漢字が違います)というタイトルにしたかったみたいですが、正直言って、このタイトルではだれも買わないと思います。インパクトなさ過ぎ。
「何、これ」で通り過ぎてしまいそう。

やはりいつの時代も、若い人の感覚というのは、時代の流れを的確に捉えていると思います。
今回も娘のみさと(みどりさん)の意見を取り入れて、「赤毛のアン」にしたという事ですが、花子の場合、若い者はなんにもわかっていないなどど無下にせず、積極的に意見を取り入れたのがとっても良かったですね。

私が「赤毛のアン」を読み始めたのは、まさしくこのタイトルのおかげです。
なぜかというと、赤毛の人って本当にいるのかな、というところから始まっているんですね。

田舎で外国人なんて見た事もなかった時代。赤い色の髪の毛の女の子という存在に大変興味を持ち、ギルバートとかマリラとかの外国の名前にわくわくして読んだ事を覚えています。

少年少女世界文学全集なんというのも読んでいましたが、「赤毛のアン」のような同世代の外国の女の子の生活を描いた作品は無かったと思うので、余計、わくわくして読んでいた事を覚えています。

ですから、みどりさんに、「赤毛のアン」にしてくれてありがとう、と言いたいですね。

因に今回のドラマで用いられた、赤毛のアン原書と花子の翻訳本の表紙はそのまま再現されていますね。
赤毛のアンのタイトルとこの赤毛の女の子の絵は、パッと目をひくものがあります。終戦後の時代とは思えないほど、素敵な表紙です。

1952年と言えば、戦後の復興は進んでいたと思いますが、まだまだ楽しみも少ない生活を送る人が多かったのでは? でも少しずつ余裕が生活にもでてきていた時代と思います。ですからこんなかわいらしい表紙だと、どんなお話なんだろう、とワクワクして本を購入した人も多かったのではないでしょうか。

1952年に「赤毛のアン」が発売された、というのも絶妙のタイミングですね。1946年とか本当に終戦直後だったら、食べるのにまだまだ一生懸命だったと思うので、本を買うなどにお金は使わなかったと思うのです。

因に、赤毛のアン初版本の表紙などは、次のところで見る事ができますよ。

ようこそ、赤毛のアン記念館・村岡花子文庫へ



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