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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う -- 英語と日本語のタイトルが違いすぎる。一度の視聴では理解が難しい、、かもしれません。

2017-10-08 16:06:18 | 映画


原題 Demolition

この映画の公開時は、全国でわずか13館での公開でした。当然、長野ではどこでも公開しておらず、涙をのんでネット配信開始を待っていたのです。そしてようやく、u-next で見ることができました。また、スターチャンネルでも放映していましたね。







アメリカの辛口映画批評でもかなりの高評価を得ていたというこの映画。私の最初の感想はというと、よくわからないというのが正直な感想
その原因は、日本語タイトルと映画の内容が違いすぎる、ということにあるのではないでしょうか。

英語のタイトルは「Demolition」というもの。破壊とか爆発という意味があります。まずそこで❓❓という状況。
日本語タイトルの「雨の日は君に会えない、晴れた日は君を想う」だけでは、なんかロマンチックな内容を想像してしまいますが、内容は全く違います。ロマンチックな内容を想像して視聴していると、主人公が様々なものを破壊するという行動の意味がさっぱりわからなくなります。
このタイトル、罪ですね。

アメリカのポスターはこんな感じ。ポスターからして、日本とは全く違う。



また、映画の中では、人間関係の説明などいっさいなく、淡々と物語が進んでいくわけですから。ちょっとボーっとしたり、セリフを聞きそびれてしまうと、もうわけわからなくなります

そこで1度目を見てから、ネットで復習。
やはり、私のように最初は戸惑った人も多いようです。その復習のおかげでようやく映画の意味するところがわかった次第。

そこで2度目を視聴。この時はじっくりと。

この映画、スルメではないですが、噛めば噛むほど味が出るような映画かもしれません。
日本語タイトル、原文では「If it's rainy, You won't see me, If it's sunny, You'll think of me. 」というらしいですが、その意味が映画のラストでしみじみと感じられました。

妻の突然の交通事故死で取り戻すことができた、また気づくことができた本来の人間性というもの。結婚生活云々だけではない、人間性を取り戻す自己再生の過程を描いた作品だと思います。
主人公は、今までの生活ではそんなことこれっぽっちも考えたことがなかったので、余計にもがき苦しんだのでしょう。それがDemolitionになって現れているのだと思います。
そして、ラスト、妻のメモで本来の人間性を取り戻すことができた、あるいは取り戻しつつあることがわかります。

哲学的な映画
ジェイクにはぴったりかも、と思いました。

評価は

🍎🍎🍎

です。

日本語タイトルも「破壊」で良かった❓でもそれではお客さんが入らなかったかも。
是非、ご覧になってください。


『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』予告

10月7日(土)のつぶやき

2017-10-08 05:33:26 |