LOVE - GOLDEN APPLE

投資とフィギュアスケート、映画とドラマに政治、その他諸々。
自分の興味ある事を勝手に綴っているブログです。

ノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏。綾瀬はるかさん主演のテレビドラマに再放送依頼が殺到しているようです。

2017-10-06 11:34:12 | 読書
ノーベル物理賞、化学賞の発表に日本人の名前はなく、一部落胆の気持ちが強かった今年のノーベル賞。
と思ったら、文学賞で意外な名前が発表されました。

カズオ・イシグロさんのお名前が文学賞で発表されました。



お名前は日本人なんですが、英国育ちでほぼイギリス人だと思います。5歳で渡英ということですから、ほぼイギリス人ですね。その方が受賞されたということ。
でも同じ日本人の血を引く、ということから、日本では号外も出たようです。

私は個人的には、何年も期待されている村上春樹さんは、絶対にノーベル賞は取れない、と思っていたから、今回も選ばれなかったのは当然と思っちゃっていますが、イシグロさんのお名前は超意外、という感想です。
何しろ予想にも載っていず、誰もこの方の受賞を想像された方はいらっしゃらないのでは?

そんなことで、今後、イシグロさんの小説が日本でも注目されていくでしょう。また、こんな作家がいたのだ、と再認識されていくのかもしれません。早川書房さん、良かったね、という感想です。

わたしを離さないで
カズオ イシグロ
早川書房



そんな中、綾瀬はるかさんの名前が新聞にも載っていたので、なんだろうと思ったら、昨年、綾瀬はるかさん主演で、「私を離さないで」がテレビドラマ化されていたんですね。全然、知りませんでした。それも最低視聴率❗️内容が臓器移植の話で、原作自体が暗くて重たいような印象もあるので、そういう内容のドラマが金曜夜に放送、というのは万人に受けいられなかったのかもしれません。

でも、今回の受賞で改めてこの小説やテレビドラマに興味を持った方が多いようです

私もこのドラマ見てみたい、と思ったら、u-nextで配信しているようです。小説の内容は暗くて重たいですが、読後は生きるということに対して考えるようになる内容なので、じっくりとドラマを味わいたいですね。

このドラマ、金曜日の放送でなかったら良かったかもしれません。
低視聴率ドラマでも思わぬことで再認識されるとは。。TBSさんも、作っておいてよかったという感想かもしれませんね。

ところで、今回のノーベル賞、私としてはMargaret Atwoodに取ってもらいたかった!カナダ人の有名な作家です。私がカナダ文学に接した最初の人なので、印象深く覚えています。(赤毛のアンは別にして、です。)

侍女の物語
斎藤 英治
新潮社


The Edible Woman
クリエーター情報なし
メーカー情報なし


サバイバル―現代カナダ文学入門
Margaret Atwood,加藤 裕佳子
御茶の水書房



イシグロさん、彼女とかよりも先にノーベル賞取ってしまったので、気まずいとか感想言っていたようですよ。