超スローカーブ

更新が遅れても仕方ないと予防線を張ったつもりの、私ことブリダイが世相や身近な出来事について斜め切りしたごった煮

自在鉤

2015-02-10 00:13:47 | 古きもの
 連日寒い日が続いています、今日はさらに寒かった。
 仕事をしていたころは、この様な寒い日には帰りに
「ちょっと一杯」と、寄り道したものです。
そんなとき、少し大きめの「居酒屋」さんにいくと、
囲炉裏があり、上からは「自在鉤(じざいかぎ)」が吊
るされているのをよく見かけました。
 自在鉤はいろいろ凝った形態があり面白く、また、
昔の人の知恵に感心していました。

   

自在鉤は鍋や湯釜などを吊るし、高さを変えることで
火力調整のできる優れた囲炉裏道具です。
 写真はこれに「五徳」も併用されています。
 構造としては固定された「吊り棒」と上下する「鉤棒」
でスライドさせるタイプです。
 鉤棒を支えるものを「横木」といいますが、鯛や鮭や
扇子など縁起をかついだお目出度いものが多いです。
 魚は火を鎮めるの意味もあるとのことから、魚を装飾
したものが用いられています。。
 私はてっきり囲炉裏で魚を串に刺して、灰に立てて
焼いたりすることから、魚が横木に多く採用されたのか
なと思っていました(笑)
 大昔から使われていて、今もほぼそのままの形でで
使われていて、先人の知恵に感心します。
コメント
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