ブルゴーニュにうってつけの日/ANGEL'S SHARE

世の中にワインと称するお酒は数あれど
やっぱりブルゴーニュに勝る銘醸地は無しと
思うワイン日記

砂の上の植物群/常盤貴子~Flora auf sand/Paul Klee

2005年05月13日 | Weblog
「砂の上の植物群」と聞いて思いつくのは吉行淳之介の小説、パウル・クレーの絵をモチーフにした作品で、
内容を忘れてしまったが、高校生の頃好んで何度か読んでいた。同じ題名のこの芝居は内容について予備知識全く無しで新宿シアターアップルに見に行った。ハナキンなので満員、観客の七割は女性だった。常盤貴子と筒井道隆が売りの芝居だが、二人ともあまり冴えた役ではなかった。常盤貴子は舞台慣れしていなくて滑舌が悪く2,3回セリフをとちっていた。筒井は王様のレストランまんま。常盤ちゃんの見せ所は最後に渡辺いっけいにレイプされそうになって服を脱がされ下着姿で押し倒される場面、でも女性が多いせいかオォーという雰囲気はゼロ。むしろ渡辺いっけい、温水洋一等がはじけた演技をやっていた。脇の女優人もなかなかイイ人選だった。なかでも舞台でパンツ脱ぐ熱演するのが西尾まりでどっかで見た顔だなあと思ったら、昔子役で田村正和のドラマ「うちの子に限って」とか「パパはニュースキャスター」なんかに良く出てた女の子だった。いつのまにかおとなの女になっていたんだねぇ。舞台自体はまあまあかな。結構みんな笑ってたけどギャグにはあまり笑えなった。航空機事故の補償とか日本が巻き込まれる正体不明の戦乱とかJRの事故があったり北朝鮮の空爆計画のニュースがあったりでタイムリーな所があったのは偶然とはいえ旬な感じで生々しい。

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