気ままに 黒松内

地域の十人十色の魅力に出会う農村の暮らし訪問ブログ

雪虫舞う季節

2007年10月27日 | 自然
10月26日(金)



ふわふわで雪みたいですね。

北海道では10月末頃~11月の初雪が降る前によく目にする、
というか、自転車でも一生懸命に漕ごうものなら
口の中にまで入ってくる 雪虫

ちらほら飛びはじめたなぁ と思っていましたが
今朝は群れで飛んでいました まさに、口に入る勢いでした。

 

・・・上の写真、雪虫が舞っているのですが・・・わかりませんね。
低木にはたくさんの雪虫が休憩しているようでした。

 

雪虫は北海道で親しく呼ばれている名前で
カメムシ目アブラムシ科の トドノネオオワタムシ です。

アブラムシは
春、卵から孵るのは メスのみ・・・
女社会で過ごし(メスのみで繁殖)
秋、越冬する前などに羽を持つ成虫が生まれ、
オスは越冬卵を産む時だけ現れ、メスと交尾するそうです。

秋、ヤチダモの木で交尾・産卵し、
春~秋にかけてトドマツで過ごす・・・

私たちは、今、トドマツからヤチダモへ
移動しようとふわふわ舞っている雪虫に出会っているわけです。

なんとも 自然の不思議ですね。

雪虫の恋が成就するよう
みなさん、大きな口をあけて歩かないようにしましょう。

<間村 奈未子>