気ままに 黒松内

地域の十人十色の魅力に出会う農村の暮らし訪問ブログ

ビート(甜菜)の収穫

2007年11月06日 | 農事暦
11月6日(火)

お砂糖の原料となるビート(甜菜)の収穫期を迎えました!

思い起こせば・・・今年の5月にもビートの苗植えにお邪魔しました。
筋肉痛になったなぁ
http://blog.goo.ne.jp/bunamori_chiiki/e/dc1416a0b5241920c08da59887b46402

あんなに小さな苗がこんなにも大きなビートとなりました!
大きさは 18~20cm ほどでしょうか。

  

一面に広がるビート畑では3台のトラクターが忙しそうに動いています。
そして・・・またまた トラクターに乗せていただきました!!

 

ビートハーベスターは
①ビートの葉を切る
②切った葉をはらう
③掘り起こす
④積み込む

おぉ!一人4役の大活躍でした。
(③、④のハーベスターも活躍してました!)


左側で葉をきり、        掘り出し、         土を落とし積み込む

 

いっぱいに積み込んだら、一箇所にどば~っと集めます。
ビートが小山を作っている様子は 北海道の風物詩ですね。
この状態で集荷を待ちます。 

 

トラクターで収穫しきれないビートは手作業で集めます。
お母さんたちが 何やら手に道具 を持って歩いています

見たことありますか?
ナタのような刃物の先に 釘のようなもの
その釘のような先端は・・・ かえしになっています。
刺さったビートが抜けないようになっているのです!

15年前までは・・・
この道具で すべて収穫していたそうです。
機械では数日で収穫しますが、 2週間もかかったそうです。
頭が下がります。

機械の収穫も大変な作業です。
農家さんが作ってくれたこのビートであま~い砂糖が出来るのですね。
あま~い紅茶が飲みたくなってきたなぁ

 

真っ白でみずみずしい ビートのかけらをかじってみると・・・
優しい甘味が口中に広がりました

〈間村 奈未子〉


 


歌才ブナ林 今の色

2007年11月04日 | 季節限定情報
森は風が吹くたびに カサカサ と葉を散らせています。
散策路は ミズナラやブナの落ち葉でいっぱい。
お天気の良い日に歩けば、フワッフワの散策を楽しめます。



でも、今が一番輝いている木がありました。
これは ハルニレ です。
壮大で美しい姿になるハルニレには
神々として敬われ、伝説も多く残っているようです。



それに、綺麗に黄葉を迎えている1本のブナの木もありました。
周りはもう葉を散らせているのに、この1本だけが
太陽の光を全身に受けて輝いているようでした。
そして、コシアブラは黄葉したまま散っていました。
薄いレモン色の葉っぱがあちこちに落ちています。

  

カサカサ道の散歩をしていると
あちこちで鳥の声と姿を見かけます。

黄葉が終わった後の 楽しみ でもあります。

〈間村 奈未子〉



 

丸山の長老に出会う

2007年11月03日 | 自然
黒松内町の北西部に位置する標高218mの 丸山

巨木のイタヤカエデとブナが発見されました。
地域の山で芽を出したその時から、
この土地の歴史を見てきたのでしょうね。

その証人の名前は
イタヤの亀ちゃん、精二郎ブナです。

精二郎ブナ の 精二郎さんは丸山の麓の作開地区に縁のある方で
イタヤの亀ちゃん の 亀ちゃんは・・・

すみません、調査不足で分からないのですが、
その木を目の前にすると、なるほど、イタヤの亀ちゃんという風格です。
精二郎ブナはその太さと枝ぶりに 圧倒 されます。

 

イタヤの亀ちゃんと精二郎ブナに出会うまでの道のり
とっても美しい色をしたものを発見!

鮮やかな赤紫の中にブルーの実をつけているのは クサギ

この青い実を潰すと 指が真っ青になりました。
染色に使えそうだなぁ・・・ と思い図鑑を見ると、やはり果実は染色用と書かれていました。
来年は、クサギ染色に挑戦だ!

 

そして、トドマツ林の下には・・・
紫色の綺麗なムラサキシメジを発見しました。
列になってポコポコと顔を出していました。



歩いていると眼下には 町営牧場 が見えます。
あぁ こうやって丸山は見ていたんだ と少々感慨深かったです。

〈間村 奈未子)




ほっけの卵

2007年11月03日 | 漁業
寿都ではホッケがあがっています!

ホッケの産卵期は9月~2月にかけて。
メスのお腹にはたっぷりと卵が入っています。

こんなに綺麗な青色の卵!
海の町ならでは、本物を目にできるありがたさを感じます。



そして、写真の上がお母さん、下がお父さんです。



身がほろほろで
フライでも煮つけでもとっても美味しい旬の味覚です!

〈間村 奈未子〉