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衆院予算委員会は22日、菅義偉首相が出席して、内外の諸課題をテーマに集中審議を行う。首相の長男による総務省幹部4人の接待問題をめぐり、与野党の攻防が激しさを増すのは必至。与党は立憲民主党などの要求を受け入れ、次官級の谷脇康彦、吉田真人両総務審議官の出席に応じる。野党は徹底的に追及し、長男の放送行政への影響力行使をあぶり出したい考えだ。
集中審議では、立憲の菅直人元首相、大串博志役員室長らが質問。放送関連会社「東北新社」勤務の長男が首相の威光を背景に放送行政をゆがめた可能性などをただす。与党からは自民党の額賀福志郎元財務相、公明党の斉藤鉄夫副代表らが質問に立つ。
週刊文春(電子版)は17日、秋本芳徳情報流通行政局長(当時)が昨年12月に長男らと会食した際、衛星放送事業が話題になったと報じ、それを裏付ける音声データも公開した。秋本氏は19日の衆院予算委で、これまで「記憶にない」と繰り返してきた答弁を翻し、「(事業の話題が)あったのだろう」と認めた。
武田良太総務相は、秋本氏と湯本博信官房審議官を20日付で事実上更迭。22日の集中審議では、これまで次官級であることを理由に予算委に出席しなかった谷脇、吉田両氏が初めて答弁する。総務省は野党が求めてきた接待額などに関する調査結果も同日中に明らかにする。
与党は22日の集中審議を「節目」(自民党幹部)と位置付け、問題の幕引きを図りたい考え。ただ、野党は長男の参考人招致などを引き続き求めており、22日の審議で新たな事実が明らかになれば、一段と攻勢を強めるのは確実だ。
衆院予算委では、24日に2021年度予算案の採決の前提となる中央公聴会、25、26両日に分科会が行われる。与党は予算案の年度内成立を確定させるため、3月2日までに衆院通過させたい考え。これに対し、野党からは長男の招致を受け入れなければ、採決には応じられないとの声が出ている。
立憲民主党は、何故に接待疑惑が核心に迫ってきたと言うのに菅直人氏を質問に立たせるのか?
先日、「財務省の犬」とまで呼ばれた野田佳彦氏が質問に立ち、『財政健全化』を訴えてしまう大失態を冒したばかりである。
政権交代を招いた、旧民主党の執行部だった議員は大人しくしていて欲しいものだ。(枝野幸男氏も)
菅直人氏は、ここぞとばかりに自分をアピールするつもりだろうが、私は裏目に出るのではと危惧する。