トカゲのしっぽ切りで幕？

巨人、賭博問題で３選手を契約解除へ　球団代表も辞任

　プロ野球巨人は９日、東京都内の球団事務所で野球賭博に関わる報告を行い、福田聡志（３２）、笠原将生（２４）、松本竜也（２２）の３投手との契約を解除（解雇相当）する方針を明らかにした。日本野球機構（ＮＰＢ）の熊崎勝彦コミッショナーの裁決を受けて正式に決める。原沢敦球団代表（５９）が同日付で引責辞任した。

　球団の内部調査によると、３投手は野球賭博以外にも一般客が入れないカジノでバカラ賭博を行っていた。笠原投手は昨年４月に知人に連れて行かれ、数十万円を受け取った。球団は知人に全額を返金させ、バカラ賭博など行わないよう誓約させたが、その後も松本投手を誘うなど続けていた。当時事実を知りながら発表しなかったことについて森田清司法務部長は「発表する事案ではないと判断した」とした。

　また、全選手、コーチ、職員計２７６人に行った聞き取り調査で、３投手を含む約１０人が賭けマージャンを、１１人が賭けトランプをしていた。賭けマージャンはマージャン店などで行い、トップが１万円以上を得るものだった。トランプは川崎市のジャイアンツ球場のロッカールームで行い、１回１万円を賭けた。このほか全国高校野球選手権大会などで、一口５千～１万円の参加費を出してくじを引き、引き当てた高校の成績で賞金を分配していた。


選手３人の契約解除と球団社長の辞任で幕を引きたいのだろうが、私は原監督の辞任がこの問題に何らかの影響があったのではと疑っている。