海洋天堂

中国
ドラマ

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「ＨＥＲＯ」「エクスペンダブルズ」の世界的アクション・スター、ジェット
・リーがアクションを封印し、わが子を想うごく普通の父親を好演した感動の
ヒューマン・ドラマ。
自閉症の息子を男手ひとつで育ててきた父親が、自分の余命がわずかと知り、
残される息子にひとりで生きる術を教えていく姿をユーモアを織り交ぜ、
優しいまなざしで描き出していく。
監督は、「北京ヴァイオリン」などの脚本を手がけ、長年自閉症施設で行って
きたボランティア活動での経験を基に書き上げた脚本で監督デビューを飾った
シュエ・シャオルー。
　　        　　　　                  　　                          　 (allcinemaさんより抜粋)
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中国、チンタオ。水族館で働くシンチョンは、妻に先立たれて以来、自閉症の
息子ターフーを男手ひとつで育ててきた。ところがシンチョンに癌が見つかり
余命がわずかと判明してしまう。
これまではターフーの面倒をつきっきりで見てきたシンチョン。
しかし、息子の将来を案じた彼は、ターフーがひとりで生きていけるよう、
食事の作り方やバスの乗り方、買い物の仕方を一つひとつ教え込んでいく。
そんな中、ターフーは水族館に巡業に来たサーカス団の女ピエロ、リンリンと
仲良くなっていくのだが…。
　　        　　　　                  　　                          　 (allcinemaさんより抜粋)
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この映画、もともとは日本上映の予定は無かったようで、そこで是非この
映画を日本で上映して欲しいと有志の方々による署名活動の甲斐があって
今年の夏に日本上映が決定しました。
自分も応援サイトのバナーを貼ったり、賛同メッセージを送ったりと微力
ながらも協力させて頂いて、本作品が上映されたのを知った時は嬉しくて
観に行かなくては思いつつも、北海道への出張で大阪での上映を見逃して
しまいましたが、今回の出張先の映画館で上映しているのを知り、今日、
喜び勇んで観に行ってきました。

知らず知らずのうちに涙が頬を伝う

思ってた以上に良い映画でした。
ジェット・リーが脚本を読んでノーギャラで出演を決めたというだけ
あって父親の子供に対する無償の愛がひしひしと感じる悲しくとも
心温かい内容で素晴らしかった。

末期の癌に冒され余命数カ月のシンチョンは自分が亡き後、自閉症の
ターフーは一人では生きていけないと悲嘆してターフーとともに海に
飛び込んで無理心中を図るも失敗し、以降は自分亡き後でも一人で生きて
いけるように懇切丁寧に服の脱ぎ方や卵焼きの作り方など生活していくのに
必要な事を教えていく。時には憶えの悪いターフーに苛立ったり、
自分亡き後もターフーが寂しがらないように自分は海亀となって側にいる
ことを教えたりと慈愛に満ちたその姿に心打たれる。

シンチョン役のジェット・リー、アクションは無いものの息子のために
一生懸命に生き抜く父親の演技は素晴らしかった。今までのジェット・リー
とは違った一面が垣間見られて良かった。
ターフー役のウェン・ジャンも自閉症という作中で一番難しい役柄を上手く
演じていてこちらも素晴らしかった。

それにしてもグイ・ルンメイが出てるなんて知らなかった。
やっぱこの人、綺麗だわ。
挿入歌も彼女が歌ってて、グイ・ルンメイが大好きな自分としては
観に行って大満足な一本。

それとエンドロール中に流れる主題歌を歌ってるのがジェイ・チョウ。
音楽は久石譲で撮影はクリストファー・ドイルと何気に豪華。

お薦め度：★★★★☆（4/5）

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