ロシア
ドラマ/戦争
DVD観賞
* * * * * * * *
ロシアの巨匠ニキータ・ミハルコフ監督が、1994年にカンヌ国際映画祭審査
員特別グランプリとアカデミー外国語映画賞をダブル受賞した名作「太陽に
灼かれて」のその後を描いた戦争ドラマ。第二次世界大戦でのソ連とドイツ
の全面戦争を背景に、歴史に翻弄された一組の父娘の過酷な運命を壮大な
スケールで描き出す。
主演は前作に続いての親子共演となるニキータ・ミハルコフ監督自身とその
実の娘ナージャ・ミハルコフ、共演にオレグ・メンシコフ。
なお、ニキータ・ミハルコフ監督は本シリーズを3部作として構想中で、
すでに第3作の準備が進められているとのこと。
(allcinemaさんより抜粋)
* * * * * * * *
1943年5月。スターリン私邸に呼び出されたKGB幹部のドミートリは、
かつてスターリンへの反逆の罪で銃殺刑にされた革命の英雄、コトフ元大佐
がまだ生きているとの情報を聞かされ、コトフの捜索を命じられる。
ドミートリは当時、コトフの妻となった元恋人マルーシャを取り戻すべく、
大粛清に乗じてコトフを追い落とした張本人。
その一方で、マルーシャを取り戻したドミートリは、彼女とコトフの間に
生まれた一人娘ナージャも匿っていた。そんな複雑な思いを胸にコトフの
消息を辿るドミートリ。
そして成長したナージャもまた、父の生存を信じ、その行方を追って戦火の
中へと飛び込んでいくのだが…。
(allcinemaさんより抜粋)
* * * * * * * *
これは何の前情報なしで観てみたいなぁと思ってたら上映が終わってたので
DVDで観賞。
長い!! しかも3部作て!
3部作なんて知らなかったもんだから、コトフやドミートリ、マルーシャの
関係が観ていてよく解んなかった。
しかもエピソード間の繋がりが薄く、1941年と1943年の違いは分かるけど、
1941年のエピソードは時系列がイマイチ分かりづらい。
それにしても病院船でのエピソード。
いくら近くに寄ってきてるからって、急降下爆撃機スツーカの爆撃手を
甲板上から信号弾で狙撃できるってのは凄いな。ソ連兵の射撃能力半端ねぇ。
で、ソ連兵凄いなって思っていたら、赤軍エリート士官たちの弱さったら。
前線まではビシッと整った行進で、さすがエリート士官たちと思ってたら、
ドイツ軍を待ちうけている時に塹壕の後ろから部隊が近づいて来たので、
その部隊は味方と思いこんで諸手挙げて喜ぶんだけど、それはドイツ軍で、
あっという間に全滅してしまうのは情けないな。
後ろから来たから友軍って素人以下の判断力だな。
ま、個人的には大好きなスツーカがふんだんに登場するので、満足な一本
でした。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
クリックして下さった方、ありがとうございます。
スターリンがコトフ大佐の生存を確認するように
命令したドミートリの関係性が全く分かりません
でした。見ている内に何となくこういう関係なの
かなぁと分かってきたものの、やっぱり前作を
観てからの方が良かったですね。
戦争の部分は血まなぐさくて凄惨でしたね。
私は、「太陽に灼かれて」で、オレグ・メンシコフにど真ん中!ずどんとやられて口なんで、これをどんだけ待ってたか。。
前作は、ソ連の牧歌的な情緒あふれる貴族的な匂いのする作風でしたが、がらっと変わって、血なまぐさかったですね。
でも、これが戦争なんだ!てい監督の思いみたいなもんが見えました。
次が待ち遠しいです。