アメリカ
サスペンス/パニック
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「トラフィック」「オーシャンズ11」のスティーヴン・ソダーバーグ監督
が、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ローレンス・フィッシュバーン、
マリオン・コティヤールをはじめとするオールスター・キャストで描く衝撃の
感染パニック・サスペンス。
未知の致死性ウイルスが猛烈な勢いで世界中に拡散していく中、各国関係当局
の懸命の対策もむなしく、恐怖と混乱が人々を支配していくさまを、科学的な
考証とシミュレーションをベースとした圧倒的なリアリズムによる緊迫感溢れる
ドキュメンタリー・タッチの筆致で描き出していく。
(allcinemaさんより抜粋)
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ある日、香港の出張から帰国するや体調不良を訴えていた女性が、その2日後
に突然はげしい痙攣を起こして意識不明に陥り、そのまま死亡してしまう。
同じような事例が世界各地で相次ぎ、世界保健機関(WHO)が動き出す。
さらには、アトランタの疾病予防管理センター(CDC)や各国の衛生当局も
未知のウイルスの特定とワクチン開発に乗り出すとともに、感染者の隔離と
感染ルートの解明に奔走していく。
そんな中、いち早く伝染病の警鐘を鳴らしたフリー・ジャーナリスト、アラン
のブログには情報を求める人々が殺到してくるが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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錚々たる出演者が気になってなんばパークスシネマにて観賞。
出演者が豪華過ぎて、それだけで見応えあった。
特に盛り上がりはないが、
現実に起こりうる状況や展開が怖かった。
今や世界の何処にでも行けるような状態で一人が治療法が確立していない
新種のウイルスに感染すると、それが空気感染やドアノブや携帯などの物を
媒介にした感染となると、あっというまに世界規模に発展してしまう怖さが
感じられた。
都市ごと隔離されてしまい食糧がまんぞくにこなくなって、人々はスーパーや
銀行、あげくに他人の家を襲撃して秩序ない世界になってしまう展開はさも
ありなんと思いながら、現実に起きたら同じような状況になるんだろうなと
思いつつ観てた。
日本でもある程度は秩序だった行動を市民はとるだろうけど、ある段階を
越えたら、アメリカみたいに店の襲撃や他人を襲うことになるんだろうな。
こういう時って自分はどういう行動とってしまうんだろうか。
冷静に行動しようと思っていても実際、この状況なら襲撃とか平気でやって
しまうかもしれないな。
劇中では中国人が科学者や医師、西欧の富豪を誘拐してワクチンと引き換えを
要求するのが多発して、中国政府は偽ワクチンを渡して対処するシーンが
終盤にあったけど、誘拐する方も政府もなんか中国人ってバイタリティ溢れて
るな。
邦画で同じようにウイルスの感染を題材にした『感染列島』って映画があった
けど、あれに比べたらこっちの方が何倍、何十倍も上だな。
『感染列島』は一介の地方医師が病原発生地に飛んで、原因を突き止めるという
主人公が何でもかんでも顔を突っ込むという邦画の悪いパターンが顕著だったが、
こちらはちゃんと発生源の特定には専門家が現地に飛んでいて、専門家は専門
以外のことはやらないというのがちゃんと描けていて出来が全然違った。
ま、比べること『コンテイジョン』に失礼なことだけど。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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