紙に線を引いて風向きとか射撃方向とか考えながら商船と海賊船の追いかけっこを書いてます。ボル子です。
以前このシーンを書いたときは一六〇〇年代の設定だったのですが、それをすっかり忘れてて一五〇〇年代の時代設定で書いてます。
ちなみにインディアンの疫病神、コロンブスが新大陸を『発見』したのが十数年前の話です。当のコロンブスはアマゾン川を見ても南米大陸を大陸だと認めなかったそうですが。
それはともかく船形とかをあらためて調べてるときにコロンブスの日記の内容とかも知って、正直嫌悪感がマッハです。
「私がインディアに到着するとすぐに、私が見つけた最初の島で、彼ら原住民(アラワク族インディアン)たちに、私に差し出さなければならないものがこの品々の中にあるのかどうか教え込むために、私は力ずくで原住民の何人かを連行した。」
「彼らは武器を持たないばかりかそれを知らない。私が彼らに刀を見せたところ、無知な彼らは刃を触って怪我をした。
彼らは鉄を全く持っていない。彼らの槍は草の茎で作られている。彼らはいい身体つきをしており、見栄えもよく均整がとれている。彼らは素晴らしい奴隷になるだろう。50人の男達と共に、私は彼らすべてを征服し、思うままに何でもさせることができた。」
「原住民たちは所有に関する概念が希薄であり、彼らの持っているものを『欲しい』といえば彼らは決して『いいえ』と言わない。逆に彼らは『みんなのものだよ』と申し出るのだ。彼らは何を聞いてもオウム返しにするだけだ。彼らには宗教というものがなく、たやすくキリスト教徒になれるだろう。我々の言葉と神を教え込むために、私は原住民を6人ばかり連行した。」
>>以上、このゲスの極みな内容すべてコロンブスの日記です。
コロンブスが上陸した際にアラワク族という先住民から歓待を受けたそうですが、それに対するこいつの対応がこれです。コロンブスもブラジルを『発見』したカブラールも、先住民だった人々からすれば疫病神以外の何物でもないですね。
第二次新大陸遠征の際には、スペイン軍は先住民に対して徹底的な虐殺を行っています。彼らに知るはずも無い黄金の在処を白状させようとスペイン軍は島という島を襲撃し、窃盗、殺人、強姦、放火、拷問を繰り返しました。さらに彼らは当時南米大陸に無かった風土病を撒き散らし、結果たった数ヶ月の間に五万人を超える数の先住民が虐殺されています。
まさにMU☆SHI☆KE☆RA。コロンブスは一時期病に伏せっていて、その間にスペイン軍の害虫部隊が好き勝手してたのですが、病床から回復したコロンブスがやったことは略奪行為を止めることではなく略奪の組織化だったそうです。強姦部隊の統率者が神の教えを語るとか、片腹どころか両腹痛いわ。神は神でも邪神か疫病神か貧乏神ですね。いいところキングボンビーです。
実際に南米には無かった疫病をスペインから持ち込んでドブネズミのごとく撒き散らしてるあたり、マジで疫病神です。
欧米人の植民地政策ってほんとどーしょーもないですからねー。『欧米からは鉛筆を買わされた。日本人は鉛筆の作り方を教えた』というのが、実際に植民地時代を過ごした人々が語った欧米と日本の植民地政策との違いです。
さてそれはともかく、今回は海戦というほどでもないですが商船を襲う海賊船が登場するので、当時の船とか艤装とかいろいろ調べてました。
ほんの十数年前にコロンブスが使ったサンタ・マリアはキャラックで一緒に行った船はキャラヴェルでと、けっこーカオスな時期だったみたいです。
個人的に縦帆船が好きなので、キャラヴェル・ラティーンという全マストに三角帆 を備えた船形に大型の補助帆 を追加した船を選びました。毎度毎度の適当加減のイラストは、いつも通りマウスで書いてます。
まあ要するに、オンブルワ・ゼ・フォレストの旗艦と似た様な船形ですね。
スパンカーやガフトップスルがあればいいんですが、時代的にスパンカーはもちろんラグスルも登場してない時期のはずなので、これが精一杯でした。
バウスプリットにはスプリットスルの代わりにジブ(作中ではそうは呼ばれませんが)の原型の様な形で補助帆を備えています。
横帆をすべて排除するというのがポルトガルの造船所の実験船としての設計コンセプトだったので。
なお、横帆を完全に撤去した関係上商船の艦載砲は撤去しました。
軍艦が横帆船なのは横帆を持たない純縦帆船だと踟蹰 が出来ないからだそうです。
踟蹰 は一部の帆に意図的に正面から風を入れ(逆帆 、帆が裏を打つ)、推進力を殺していつでも動ける状態でその場に停止する操船法で、これは横帆を備えた船でしか出来ない方法なのですね。
もちろん動いたまま射撃してもいいんですが、民間商船なので撤去を選びました。
床子弩 とかも積んでません。結果アルカードひとりの負担が増えてます。
【業務連絡】
それにしてもワンピの船、海賊船のくせに発電装置とか冷蔵庫とかユニットバスとか、帆船舐めすぎだろ……
ここまで突き抜けてたら俺も楽だった。
以前このシーンを書いたときは一六〇〇年代の設定だったのですが、それをすっかり忘れてて一五〇〇年代の時代設定で書いてます。
ちなみにインディアンの疫病神、コロンブスが新大陸を『発見』したのが十数年前の話です。当のコロンブスはアマゾン川を見ても南米大陸を大陸だと認めなかったそうですが。
それはともかく船形とかをあらためて調べてるときにコロンブスの日記の内容とかも知って、正直嫌悪感がマッハです。
「私がインディアに到着するとすぐに、私が見つけた最初の島で、彼ら原住民(アラワク族インディアン)たちに、私に差し出さなければならないものがこの品々の中にあるのかどうか教え込むために、私は力ずくで原住民の何人かを連行した。」
「彼らは武器を持たないばかりかそれを知らない。私が彼らに刀を見せたところ、無知な彼らは刃を触って怪我をした。
彼らは鉄を全く持っていない。彼らの槍は草の茎で作られている。彼らはいい身体つきをしており、見栄えもよく均整がとれている。彼らは素晴らしい奴隷になるだろう。50人の男達と共に、私は彼らすべてを征服し、思うままに何でもさせることができた。」
「原住民たちは所有に関する概念が希薄であり、彼らの持っているものを『欲しい』といえば彼らは決して『いいえ』と言わない。逆に彼らは『みんなのものだよ』と申し出るのだ。彼らは何を聞いてもオウム返しにするだけだ。彼らには宗教というものがなく、たやすくキリスト教徒になれるだろう。我々の言葉と神を教え込むために、私は原住民を6人ばかり連行した。」
>>以上、このゲスの極みな内容すべてコロンブスの日記です。
コロンブスが上陸した際にアラワク族という先住民から歓待を受けたそうですが、それに対するこいつの対応がこれです。コロンブスもブラジルを『発見』したカブラールも、先住民だった人々からすれば疫病神以外の何物でもないですね。
第二次新大陸遠征の際には、スペイン軍は先住民に対して徹底的な虐殺を行っています。彼らに知るはずも無い黄金の在処を白状させようとスペイン軍は島という島を襲撃し、窃盗、殺人、強姦、放火、拷問を繰り返しました。さらに彼らは当時南米大陸に無かった風土病を撒き散らし、結果たった数ヶ月の間に五万人を超える数の先住民が虐殺されています。
まさにMU☆SHI☆KE☆RA。コロンブスは一時期病に伏せっていて、その間にスペイン軍の害虫部隊が好き勝手してたのですが、病床から回復したコロンブスがやったことは略奪行為を止めることではなく略奪の組織化だったそうです。強姦部隊の統率者が神の教えを語るとか、片腹どころか両腹痛いわ。神は神でも邪神か疫病神か貧乏神ですね。いいところキングボンビーです。
実際に南米には無かった疫病をスペインから持ち込んでドブネズミのごとく撒き散らしてるあたり、マジで疫病神です。
欧米人の植民地政策ってほんとどーしょーもないですからねー。『欧米からは鉛筆を買わされた。日本人は鉛筆の作り方を教えた』というのが、実際に植民地時代を過ごした人々が語った欧米と日本の植民地政策との違いです。
さてそれはともかく、今回は海戦というほどでもないですが商船を襲う海賊船が登場するので、当時の船とか艤装とかいろいろ調べてました。
ほんの十数年前にコロンブスが使ったサンタ・マリアはキャラックで一緒に行った船はキャラヴェルでと、けっこーカオスな時期だったみたいです。
個人的に縦帆船が好きなので、キャラヴェル・ラティーンという全マストに
まあ要するに、オンブルワ・ゼ・フォレストの旗艦と似た様な船形ですね。
スパンカーやガフトップスルがあればいいんですが、時代的にスパンカーはもちろんラグスルも登場してない時期のはずなので、これが精一杯でした。
バウスプリットにはスプリットスルの代わりにジブ(作中ではそうは呼ばれませんが)の原型の様な形で補助帆を備えています。
横帆をすべて排除するというのがポルトガルの造船所の実験船としての設計コンセプトだったので。
なお、横帆を完全に撤去した関係上商船の艦載砲は撤去しました。
軍艦が横帆船なのは横帆を持たない純縦帆船だと
もちろん動いたまま射撃してもいいんですが、民間商船なので撤去を選びました。
【業務連絡】
それにしてもワンピの船、海賊船のくせに発電装置とか冷蔵庫とかユニットバスとか、帆船舐めすぎだろ……
ここまで突き抜けてたら俺も楽だった。
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