徒然なるままに修羅の旅路

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【更新ぶんのアップが終わった】さあ、次からは帆船だ。

2017年11月26日 11時22分34秒 | 日記・雑記
 In the Flames of the Purgatory 12から8までの加筆修正が終わりました。
 
 グリーンウッド大尉本格的に登場。ああ、懐かしい。

 作中時期は一五〇〇年代初頭なので、大航海時代真っ只中です。
 牛飼いちゃんたちのチーズや燻製は、船乗りの保存食という設定です。実際そういった事情で発展したんでしょうしね、燻製とか干し肉。
 ほかは芋とか。
 牛飼いの女の子たちは作中で書いてる通り、船会社等に納めた以外の製品は港の周辺に持っていって小売りにしています。当時の食糧事情が食糧事情なので、自分個人の備蓄糧食として自腹で購入していく船乗りを相手に販売してる設定ですね。
 牛乳のホールチーズって結構でかいのが多いんですが、作中にある牛飼いちゃんたちの作ってるチーズは割と小ぶりです。船乗りたちが自分のおやつに買っていく需要があるとわかってから、三十キロもあるホールチーズにひいこら言ってるのを見てダウンサイジングしたのです。ハードチーズは最短でも半年必要なので、実際に商品化されたのは半年後ですが。ちなみにお持ち帰り用のバッグつきです。
 あ、牛飼いちゃんたちはリスボンに宿泊してから、牛飼いちゃんが馬車を引っ張って牧場まで帰りました。つまりアルカードが船探ししてる時点では、まだ帰ってないってことですが。

 船によっては食糧としてゾウガメを生きたまま連れていたりもしたのですが、アルカードの乗る船ではそれはしない予定です。
 ゾウガメ云々は実際にあったことで、大航海時代到来とともに乱獲されてほとんどの種が絶滅しました。動作が緩慢で飲まず喰わずでも死なないので扱いが楽だったんですね。
 個人的には絶滅危惧種を創作の中とはいえ、食べるシーンを書く気にもなれません。味が想像つきませんし。

 ちなみ当時の食糧事情的に、壊血病は避けて通れないもんでした。
 ワンピの読者が何人おいでかわかりませんが、だいぶ昔、ええと、半漁人みたいな連中と戦うちょっと前の、ロロノア・ゾロの弟分が死にかけてたやつ。
 ビタミンCの欠乏が壊血病の原因であることを発見したのはリンドというイギリスの医師で、外洋航海でそれを生かしたのはキャプテン・クックでした。彼は第二次世界一周航海に際して塩漬け野菜と一緒にライムを積み込ませ、ライム・ジュースの飲用を強制することで乗員の壊血病発生を抑制することに成功しました。
 が、作中ではまだ発見されてないのでんなもんねぇよ!
 英国人のことをライミーと揶揄するのは、これが語源だそうです。

 以前In the Flames of the Purgatoryのオリジナルを書いてたときは、海皇紀に触発されたOgreの知識が生きてましたね。あれはあれで人類滅亡後の地球の話なので、ところどころオーパーツじみてましたけど。
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