みなさん、キオビエダシャクという虫をご存じだろうか。このあたりでは、数年前からその知名度が上がっている。名前からはピンときにくいのだが、実は蛾なのだ。
初めて目にすると、その鮮やかな色合いに、「きれいな蝶だな」と思ってしまうのだが、イヌマキの害虫だとわかり、しかも無数に見かけるようになると、結構憎たらしくなってくる。
ここ数日は特に凄い。夕方外に出てみると、庭を我が物顔で飛び回り、しかもその数たるや、恐ろしいほどである。
なんといっても、南さつま市の「市の木」がキオビエダシャクの大好きなイヌマキなのだから、キオビエダシャクが増えないわけがない。幼虫がイヌマキの葉を食べるのだが、発生時期が年に4回もあるのだから、薬剤の散布も追いつかないのが現状だ。私の自宅にはイヌマキはないのだが、周辺の住宅では、生け垣にイヌマキを植えているお宅が多い。
今日の夕方、植木の水やりで外に出てみると、下の写真のようにもの凄い数が飛び回っていた。それを狙うツバメもいたりして、庭で繰り広げられているバトルはなかなかのものだった。
私は「ナイス蚊っち」という電撃殺虫器(ラケット型で電気が流れている)を持ち出して、何匹がたたき落とした。普通の殺虫剤では、なかなか死なない。たたき落として足で踏みつけるという原始的な方法なのだが、一番手っ取り早い。
ヌカカにキオビエダシャクと、虫には手を焼いている。ここまで増えたら、どちらも簡単には駆除できそうにない。残念ながら、個人レベルではお手上げモードだ。
イヌマキの生垣が多い南さつまでは深刻な問題ですよね。
鹿児島市内も似たような状況なのですね。運転中、車のフロントガラスなどにフラフラと飛んできたりしませんか。車のドアを開けたり、家の窓を開けたとき、中に入ってきそうで、結構気を遣っています。
生け垣の下にビニールシートを敷くなどして、羽化を防止する方法もありそうですけど、このあたりでは試している人を知りません。以前にどこかのサイトで見ただけです。