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天何の故にか我が身を生出し、ーー言志録

2016年07月30日 | 人生訓

(言志録10)

人は須(すべか)らく自ら省察すべし。

「天何の故にか我が身を生出し、
我をして果たして何の用にか供せしむる」と。

我既に天の物なれば、必ず天の役あり。

天の役共せずんば、天の咎(とが)必ず至らむ。

省察して此に到れば、
我が身のかりそめに生くべからざるを知らん。

人は必ず自分自身を省みて考えるべき。
天はどんな理由で私をこの世に生み出し、
私に何をさせようというのだろうか
」と。
自分はすでに天が生んだ物だから、
必ず天が命じた役割があるはずだ。
天が命じた役割を果たさなければ、
必ず天罰が下るはず。
自ら反省してここまで考えると、
世の中いい加減に生きるわけにはゆかない。 

★まさに天命の重さを感じる

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