トトヤンの家庭菜園

小旅行、読書、テレビ番組、家庭菜園のブログです。

乗り越えられない宿命はない。

2023-09-10 22:42:08 | 日記

横浜流星と竹内涼真


確実性はどこにある。共に行員として日々、上司から、せまられるセリフ。


工場の社長には難病を抱えた娘がおり、アメリカで手術を受けるための数千万円の費用を別の銀行に預けていた。アキラの上司は預金の差し押さえを指示するが、アキラはそのことを工場の社長に伝え、預金を移すことを勧める。


お前は何だ、牧師か何かか?


人は絶望と幸福の風に流される


人生は色々あるけれど、乗り越えられない宿命はない。


「後悔するぞ」。彬の言葉に「宿命があるなら、俺はこの時のために銀行員になったんだと思う」と返す瑛。


「銀行は、社会の縮図です。相手を見て生きた金を貸す。それがバンカーです。金は人のために、バンカーが貸す金は輝いていないといけません」


不動は瑛に尋ねます。「なぜ、救済にこだわる」。瑛は過去の体験を語ります。「救済こそが銀行員になった理由だからです。救うことで自分が救われているんです」。

人情だけでは解決できないお金の問題。問題点を見つけ打開策を練り、さらに確実性をみいだしていく。「情けで金を貸すな。痛い目をみるぞ」と忠告をしていた冷淡な彬が、「救済こそが自分が銀行員になった理由だ」と人情を大切にする瑛に出会い、心を動かされます。

確実性がすべての不動本部長は、断固としてイーストオーシャンへの融資を許しませんでした。行き詰まるアキラとあきら。もはやこれまでか。


「どうか同じ船に乗って欲しい」。血が繋がっているにも関わらず向き合うことから逃げて来た階堂一族。「これは和解策です。それぞれの人生の舵を取り戻すための」。土下座をする彬。


会社の運営や遺産相続で憎しみ合う階堂一族に生まれ、しがらみから逃げるように銀行員になった彬。




辛い境遇で育った瑛に対し、御曹司である彬の方が「お前、育ちがいいだろ」と言うやり取りも滑稽なようでいて確信にふれた台詞。


人格を形成するのは、決して育った境遇だけではないのだと教えてくれます。


融資先に出入りしていたボランティア活動の保原、「あの時の真っ直ぐなアキラさん、今もちっとも変わっていません。」難病支援のNPO法人の職を。後に牧師となる保原は倒産したアキラの父の会社の元従業員でもあった。その役は俳優、塚地武雅さんがいい味出していた。


爪に火をともすような過酷な生活を送ってきたアキラと、大企業の御曹司として育てられたあきら。生育環境も、その信念も対照的な二人。竹内涼真と横浜流星。


ユースケ・サンタマリア、憎たらしい役柄、もナイスだったことも思い出す。


プライムビデオ再視聴、備忘録
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