BONOBONO DIARY

BONOさん音響・照明奮闘記

故郷=母

2012-05-02 | 家族サービス
 先日、広島の実家に帰りました。夜勤明けで、少し眠ってから出発し、一泊すると翌日にはトンボ返りで、実家でも休み明けの仕事に備えて寝てばかりでした。それでも孫を母に会わすべくパパはがんばります。



 実家とはいうものの、賃貸住宅を転々としていて、すでに私の生まれ育った家ではなく、高校3年間の青春時代を過ごした家でもなく、妻を結婚前に初めて母に会わせた時の家でもありません。つまり実家とは「家」ではなく「母」なんですね。



 その母は、癌を患ってすでに8年。もう薬も効かず徐々に弱っていっています。私には心配させまいと病状を話しませんが、そろそろ覚悟の時期に入ってきたのかなって思います。母がいなくなる…、まだ私にはよく解らない感覚です。



 母が亡くなれば、同時に実家も消滅します。私は完全に山口の人になります。まあすでに山口で暮らしている年月のほうが長くなりましたので山口の人間なんですけどね。「故郷って人よね~」とどこかのおばあちゃんが言われてましたがその通りだと思いました。

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2 コメント

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Unknown (宇部の者です)
2012-05-04 19:19:30
人は城、人は石垣、で始まる武田信玄公の言葉を思い出しました。
人こそ守るべきものだという考えで、支えてくれる家臣領民たちを大切にし、生涯自分が住まう城を築かなかったとか。
Unknown (BONO)
2012-05-07 18:42:28
コメントありがとうございます。

武田晴信から学ぶことは多いのですが、子の勝頼の代で甲斐源氏の名門武田は滅びました。城と頼んでいた譜代の家臣団は続々と離反していきます。

信玄(晴信)の手法を継承したのは敵・徳川家康であり、長く続く江戸幕府の礎となりました。皮肉なものですね


私は何とか子供に場所としての故郷も残せてやれそうです。

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